アニメ批評その151 ホワッツ マイケル?
評価:★★(猫好きなら是非)
概要
内容は小林家で飼うマイケルを描くものが多いが、同じ登場人物が別の設定で登場する短編ストーリーも多い。
回ごとに設定がまったく異なっており、マイケルの飼い主も設定ごとに異なっている。
またマイケルも常に飼い猫とは限らず、野良猫であったり、一切人間キャラクターが登場せず、マイケルら猫・犬が会社員だったり麻雀を打つ、野球をするなど擬人化されたストーリーも多い。
『猫本』収録のインタビューによると、「マイケルを主人公にしたコントを週1本作っているようなもの。そのため、張り込みなどのコントの定番の設定が時々出てくる」とのこと。
猫の生態をギャグにしたことと、マイケルのキャラクター性が女性からの人気を呼び、小林(原作者)にとっては『1・2の三四郎』に次ぐヒット作となった。
マイケルはNECのCDプレーヤーやJTBの旅行券積み立て「たびたび」などのイメージキャラクターに起用され、テレビCMにも登場した。
なおマイケルという名前は、当時プロモーションビデオ『スリラー』が流行していたマイケル・ジャクソンから取られた。
本作がウケたのは、設定や常識に捕らわれずに自由に描いたからこそだと思ってます。
作者の小林まこと先生も、そんなに長く連載を続けるつもりも無かった様ですし、他の作品を描きながらで適当になっていた部分もあったのか、深く考えずに描いたのが功を奏した感はあります。
猫好きの方には是非ご覧になって頂きたいのですが、大分古い作品なので安易にオススメできないところです。
あとこの作品DVDとか出ているのでしょうか?
検索してみましたが出てきませんでした。
youtubeでOVAの方は視聴出来るみたいですが、そういった意味でも観るか観ないか以前に観るのが困難です^^;
でも観て欲しいという気持ちもあります。
興味の湧いた方は頑張って映像を探してみて下さい。
それでは、良き猫ライフをノシ