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アニメ批評その183 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

評価:★(これは観てはいけません)


概要

2009年4月25日に公開されたアニメーション映画。

2005年から2006年にかけて放送されたテレビアニメ『交響詩篇エウレカセブン』の劇場用アニメーション作品である。

制作はボンズ。

アニメーション制作はキネマシトラス。

テレビシリーズとは「別宇宙」での物語を本作用に新規に描き起こされた映像と、既存のテレビシリーズの映像とを用いて描く。

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい - Wikipediaより抜粋



↑の劇場版です。


キャッチコピーは、
これはレントンとエウレカの、もうひとつの物語―。
もうひとつの、恋の物語―。
どうしようもないこの世界で、それでも僕らは夢を見る―。


当時(今でもですが)エウレカセブンが大好きな私が本作に掛けた想いというか期待は莫大なものでした。
先に申し上げておきますと、この作品を観るに値しない・・・
いや、観てはいけない作品だと思います。
内容は私が今までに観た作品の中でも最低評価に近いものがあります。
エウレカに興味の無い方がお楽しみ頂けないのは勿論の事ですが、エウレカセブンという作品が好きなら好きな程受けるショックが大きいです。
ネタバレになってしまいますが、この作品はキャラクターなどは流用しつつも、全くの別世界の物語として制作されています。
テレビシリーズと世界観や人物設定などが異なり、テレビシリーズで協力関係であった人物が敵対関係であったり、善悪属性が相反していたり、血縁関係だった人物が他人となっていたりするのですが・・・
「善悪属性の相反」に関しては本当に最悪な気分にさせられます。
これを観て「楽しめた」という感想を聞いた事がありません。


何故この様な事になってしまったのか?
企画当初はテレビシリーズ1話から48話の総集編、及び充分にエピローグを描けなかった49話・50話を再編集と新作カットで補完した2本立てにする案でしたが、2本では劇場の回転数が減るという理由で却下されたそうです。
その後映画は1本という方向で進みましたが、制作現場の関係者との交流をもとに京田監督が作った新たなストーリー案が却下され、京田監督自身が「これは無いな」と思ったアイデアが採用されてしまいました。
当時のインタビューでもたびたび語ったという説明は全く伝わらず、結果「テレビシリーズを再編集しながらも、総集編ではない劇場用アニメの制作に挑戦したい」というような内容で掲載されたそうです。
全50話の作品を1本にまとめるのは非常に困難でしょう。
普通に2本立てにして、新規BGMに少しだけ新規映像を入れてカッコよく再編集するだけでファンは大喜びだったと思います。
本件に関しては京田監督に批判が集まりがちですが、監督としても不本意な状況で制作させられたという事は世に伝えておきたいと思い今回の記事を書かせて頂きました。


ハイエボの続編は来年だそうですが・・・
期待してますので、宜しくお願い致します。


それでは、良きアニメライフをノシ

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