アニメ批評その280 夜ノヤッターマン
評価:★★★(シナリオは良かった)
概要
1977年から1979年にかけて制作・放送されたテレビアニメ『ヤッターマン』を原典としたスピンオフ作品。
2014年10月20日にティザーサイトが開設され、当初は公開媒体などは未定だったが、同年11月28日にテレビアニメ化や主要声優陣が発表された。
本放送の前週には『タイムボカンシリーズ』の歴史や各作品の名場面を振り返り、本作品の紹介を行う特別番組『超豪華!タイムボカンシリーズ大集結! 夜ノヤッターマン祭』が放送された。
『ヤッターマン』を原典としたリメイク作品は、それまでにも2008年放送のアニメ第2作目(日本テレビ(NTV)系列)や、2009年公開の実写映画版(全国松竹・日活系)が制作されてきたが、本作品では先行するそれらの作品とは趣を異とし、「新たな世代のドロンボーと新たなヤッターマンの誕生を描く物語」と銘打たれている。
こうしたコンセプトを反映し、本作品ではおおむね原典を踏襲してきたそれまでのリメイク作品とは異なり、基本設定や世界観に大幅な変更とアレンジが施されている。
あらすじ
伝説のヒーロー・ヤッターマンが悪のドロンボー一味との戦争に勝利し、デッカイドーに作った国ヤッター・キングダムは、かつてヤッターマンが持っていた正義の心は既に忘れ去られ、人々にとって住みにくい国になっていた。
ヤッター・キングダムの対岸にある辺境の小さな村で生まれ育った少女・レパードは、ヤッターマンは正義の味方であるとともにヤッター・キングダムが天国のような国と信じ、不治の病に侵された母・ドロシーを治すべく助けを求めに向かうが、ヤッターマンに突然発砲されたうえに追撃される。
そして治療の手だてがなくなったドロシーは、そのまま帰らぬ人となる。
この出来事から困っている自分達を見捨てたヤッターマンを母の敵として憎み、過去においてヤッターマンに立ち向かっていた先祖のドロンボー一味が正義と考えるようになったレパードは、自身の先祖である女リーダーの名「ドロンジョ」を名乗り、先祖の部下だったボヤッキーの子孫・ヴォルトカッツェや、もう1人の部下だったトンズラーの子孫・エレパントゥスとともに、新生ドロンボー一味を結成し、ヤッター・キングダムへと乗り込む。
その後、ヤッター・キングダムで偶然出会ったガリナとアルエットも加わって5人となった一行は、ヤッターマンに仕返しのお仕置き(デコピン)をするため、ヤッター・キングダムの首都・ヤッター・メトロポリスへと向かう。
あの昭和の名作の続編で、ドロンジョ様がロリっ子という設定です。
敵はヤッターマンです。
主人公のレパードちゃんです(ドロンジョの子孫で9歳)
素直で優しい心を持って育ち、非常に聡明で真っ直ぐな性格をしており、強いリーダーシップも持ち合わせています。
そして健気で可愛いです。
相方のエレパントゥスと共にドロシー・レパード母子に仕えているヴォルトカッツェ(25歳)です。
ドロンボー一味の結成を機に先祖の名「ボヤッキー」を名乗ります。
先祖とは似つかず長身で容姿端麗ですが、材料とドライバー一つであらゆるメカを作り出す才能や(悪知恵も含めて)頭の回転が速く機転が利く点、出べそである点、スケベで女好きな所などはしっかりと受け継がれてます。
ヴォルトカッツェの相方のエレパントゥス(29歳)です。
ドロンボー一味の結成を機に先祖の名「トンズラー」を名乗ります。
先祖から受け継いだ巨体と無双の怪力に加えて動きも俊敏で、肉弾戦では前面に出て戦うことが多いです。
気は優しく、まわりを立てて偉ぶらないものの言うべきことはいう頼れる兄貴的存在。
この二人がご先祖なのですが、随分とカッコよくなりましたよねw
違い過ぎる!
と思うかもですが、
旅立ちの時はこんな感じで、かなり貧相な装備というかコスチュームでした。
それが新たな仲間を得て、なんやかんやあって
こうなります。
ヤッターマンが悪者という設定で、善悪逆転現象が起きるのですが最後は凄く納得する終わり方をします。
シナリオに関しては本当に素晴らしいと思いましたし、胸熱なシーンも勿論あります。
なのですが・・・
途中の中だるみや最後に盛り上がるべき戦闘シーンの手抜きっぷりが半端無く、途中までは人気作でしたが終わってみれば並みのアニメという評価に落ち着いてしまいました。
ここ数年のタツノコプロが制作した作品は、駄作か途中で息切れするかのどちらかになっているイメージです。
予算や納期の問題があったのかもしれませんが、これでは老舗の名が泣きます。
勿体ないなぁ・・・と思います。
可能であれば2時間くらいに纏めて、作画も向上させた劇場版とかやってくれないかなぁ・・・と思いましたが無理ですね^^;
いや、本当に勿体ない。
夜のヤッターマンOpening
OP凄くいいですよ!
このPV風のMAD動画を観たら絶対に観たくなるはず!
それでは、良きアニメライフをノシ