アニメ批評その225 慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~
評価:★★★(主人公が病気)
あらすじ
救済難度S級レベルの世界「ゲアブランデ」を救済することになった新米女神・リスタルテは、チート級のスキルを持った勇者・竜宮院聖哉を召喚する。
しかし、聖哉はその強さに反して慎重過ぎるほど慎重な性格をしており、スライム相手でも灰になっても攻撃魔法で完全滅却するほどの用心深さを発揮して、リスタルテを大いに振り回しながらゲアブランデの救済に奔走する。
聖哉とリスタルテが仲間を増やして、強敵を倒しながら少しずつ絆を深めていくうち、聖哉の過去や、リスタとの意外な関係が明らかになっていく。
この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる - Wikipediaより抜粋
異世界転生モノで主人公がチートです。
ここまではよくありがちなのですが・・・
この涼しい顔をした主人公(竜宮院 聖哉)ですが、ありえないくらい慎重です。
弱いモンスター相手でも必殺技を連発するなど手は抜かず、倒すこと以上に死体の処理に力を入れます。
薬草や松明といった消費アイテムも数百という単位で購入しようとします。
作中でも「病気」と言われる程です。
本作のメインヒロイン(?)のリスタルテ(一応女神)です。
この新米の治癒の女神がこのすばのアクアと芸風と言うか、キャラが被ってるとよく言われておりました。
アクアと比べ、性格は全然違うのですが「女神とは思えない酷さ」という点では一致していると思います。
元々高い能力を持っている聖哉ですが、日々の鍛錬は欠かしません。
人類とは比較にならない程の力を持った神相手に修業を積みます。
聖哉の能力や頭のおかしさに逃げ出す武神
聖哉の虜になる軍神w
神様も上位下位があるのですが、他にもヤベー神様が出てきます。
上位の神相手に尊大な態度を取り、実力で認めさせる様は凄いというかとても面白いです。
聖哉の慎重さは「全てを疑うレベル」なので、相手が子供でも信用しません。
「おれは自分を剣士だと思っていない。仮に剣を封じられたら残るは己の拳のみ。剣が効かない敵がでてくるかもしれないし、剣が戦闘中に折れることがあるかもしれない、剣を敵に盗られるかもしれないし、剣が急に溶けたり、錆びたり、虫が食ったりするかもしれない。打撃スキルの習得は当然だ。」
こんなセリフが当たり前の様に出るくらい病気です。
物語が進行すると、何故こんなに慎重になってしまったのかもわかります。
基本ギャグモノとして捉えても良いとは思いますが、異世界転生モノがお好きな方には絶対にオススメ出来ますし、終盤シリアスな展開もあります。
聖哉の慎重さとリスタルテの女神っぽくない所が本当に面白いので、是非ご覧になってみて下さい。
それでは、良き慎重ライフをノシ