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アニメ批評その235 未来少年コナン

echoさんによる長文レビューです。
有難う御座います!

評価:★★★(宮崎駿が描く冒険活劇)


1978年、NHKで放送された日本のアニメ作品である。

全26話。製作会社は日本アニメーション。

宮崎駿の初監督作品で、NHKが放映した最初の国産セルアニメーションシリーズでもある。

アメリカの小説家アレグザンダー・ケイのSF小説『残された人々』が原作。

本放送時の視聴率は、関東地区で平均8%と振るわず、最高視聴率も14%(第25話)に留まった。

後に再編集によって映画化されたが、その際には製作スタッフの意図に反して編集されたため問題になった。

制作が遅れ、26話作るために1年3ヶ月を要した。

間に合わない際はNHKも特番を放送するなど制作サイドの都合に対応していたため、宮崎は「NHKだからできた」とも振り返っている。

続編の構想は1980年代初頭から立ち上げられており、宮崎はNHKでのTVアニメシリーズ第2作『海底世界一周』として企画したが頓挫、後にその企画をスタジオジブリで転用、1986年にアニメ映画『天空の城ラピュタ』として公開した。

残された企画も1990年に『ふしぎの海のナディア』として作品化された。

本作を見た事でアニメ業界を志したクリエイターも多い。

本郷みつる、摩砂雪、井上俊之、田中達之、舘野仁美、高坂希太郎等。

本作に絵コンテで参加した富野由悠季は、『戦闘メカ ザブングル』を監督するに当たって、本作を模倣する所から始めたと語っている。

また当時新人だった押井守は、本作の絵コンテ集によってレイアウトを学び、高畑勲の絵コンテでのラオ博士の扱いでキャラクターを立たせる「戦略的な演出」を理解したという。

初めてTVシリーズアニメの監督をした宮崎自身も本作を通じ、改めてアニメの良さを感じたという。

あらすじ

2008年、核兵器以上の威力を持つ「超磁力兵器」が用いられた最終戦争が勃発。

五大陸は変形し地軸も曲がり、多くの都市が海中に没した。

戦争から20年後、「のこされ島」と呼ばれる小さな島に墜落した宇宙船(ロケット小屋)で、コナン少年は「おじい」と二人で平穏に暮らしていた。

ある日海岸に少女ラナが漂着する。

彼女はハイハーバーという島で暮らしていたが、科学都市インダストリアの者たちにさらわれ、隙を見て逃げ出したのだった。

ラナを追って残され島にやってきた戦闘員達によって、ラナは再び連れ去られ、おじいは死んでしまう。

コナンはおじいを埋葬し、ラナを救うため島から旅立つ。

wikiより引用


未来少年コナンです。
こいつじゃありません!


当時、いちアニメーターとして高畑勲監督の元で辣腕を奮っていた宮崎駿監督の初監督作品であり、全編を通して監督した唯一のTVアニメシリーズになります。
戦争により荒廃した世界、空飛ぶ機械、超文明、勇敢な少年とふしぎな力を秘めた少女…。
後に、監督する事になる「ルパン三世カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」を彷彿とさせる宮崎駿ワールド全開ですw
37歳、あぶらがのりにのった頃の宮崎駿が描く冒険活劇、宮崎駿の最高傑作と評価する人もいます。

コナン
のこされ島で誕生した、自然を愛する12歳の快男児。
脚力・腕力・肺活量・反射速度・瞬発力・動体視力など、どれをとっても人並み外れた驚異的な身体能力と死を目前にした状況でも冷静さを失わない不屈の根性を持つ。
強い意志と決断力も備えているが、その心根は優しく、自分を殺めようとしたモンスリーやレプカをも命懸けで救おうとした。
生まれてからずっと島で暮らしており、おじい以外の人間を見たことがなかったが、ラナとの出会いによって大きく運命が変わる。
のこされ島時代から漁に使っていた銛を自在に操る。

ラナ
12歳になるラオ博士の孫娘。
テレパシー能力を持ち、祖父ラオ博士と意思疎通を図ることができる。
そのためにレプカから目を付けられており、功を焦ったダイスによってそれまで住んでいたハイハーバーから拉致される。
バラクーダ号から逃亡を図り、漂着した先の「のこされ島」でコナンと出会う。

ジムシー
コナンがのこされ島を出て最初に漂着した島(プラスチップ島)で出会った10歳の少年。
首にコナンの乗ってきた筏の帆をまとっている。
コナンと互角に渡り合う運動能力の持ち主で、大の食いしん坊で狩りの名人。
最初は食料を盗み食いされたことに怒りコナンと衝突したが、実力を認め合いすぐに意気投合する。
コナンと同様女性を見たことがなかったため、女性に対して「泣き虫で、意気地なしで、大食い」という偏見をもっていたが、ラナと会ってからは考えを改めるようになる。
コナンほどの熱血漢ではなくやや打算的で気分屋のところもあるが、友情に厚く常にコナンと行動をともにする。

ダイス
インダストリア貿易局員で、機帆船「バラクーダ号」の船長。
普段は採取したプラスチップをインダストリアに運搬している。
密航しようとしたコナンとジムシィを見とがめるが、コナンの熱意を汲んで二人をバラクーダ号で働かせる。
「海の男」を自負しているだけあって、インダストリア周辺の海域を正確に把握しており、船員達からも信頼されている。
作業用ロボット「ロボノイド」を自在に操る。
当初はラナに愛情を寄せ、そのために結果を顧みずに行動して船員達を危険に晒すこともあった。

モンスリー
インダストリア行政局次長。
レプカの命令によりのこされ島からラナを連行する。
美人で聡明だが気が強く、無愛想な性格の持ち主。
しかしその胸には大戦での凄惨な記憶を秘めている。
乗り物の操縦に長け、判断力も優れるため、レプカや部下からの信頼は厚い。
「バカね!」が口癖。


本当に手書きアニメで毎週やってたの?ってくらいとにかく動き回ります。
それでいてストーリーは冒険活劇に徹底していて、コナンが何をしでかすのか毎週わくわくさせてくれました。
のこされ島のそとに人がいることを知らなかったコナンが、ラナを救う為に旅に出て新たな仲間と出会い成長していく。
ボーイミーツガールとしても王道ストーリーです。
宮崎駿といえば切り離せないのは飛行機と古代文明。
こちらもばっちり楽しめます。
特にインダストリアの空中要塞は圧巻です。
こちらは後半出てきますので是非楽しみにして下さい。

なんにせよ、天空の城ラピュタや風の谷のナウシカを楽しんでご覧になったことのある方なら楽しめること間違いなしです!
今回、コロナウィルスの影響でアニメが放送できなくなった枠というのは残念な事ですが、この名作がNHKで再放送される事になりました。
古い作品なので☆3という事にしましたが、歴史的な価値も含めれば☆5でも良いと思います。
この機会に見たことなかった人にはぜひ見てほしい作品です。


では良きアニメライフを!

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