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アニメ批評その428 エルフェンリート

評価:★★★(悲しいリョナ作品)

概要

『エルフェンリート』(elfen lied)は、岡本倫による日本の漫画作品。

『週刊ヤングジャンプ』にて2002年27号より2005年39号まで週刊連載された。単行本は全12巻。

単行本のカバーイラストやアニメDVD(国内販売)のパッケージを見る限りでは美少女が数多く登場する作品に見受けられるが(萌えは本作を構成する要素の1つとしては正しい)、同時に残酷なバイオレンスやスプラッターシーン、児童虐待、ヌードなどのエロスシーン、サイエンス・フィクション、加えてナンセンスなギャグまで描かれているのが本作の特徴である。

アニメでのバイオレンスシーンはグロテスクかつリアルに描画されている。

また、根底には差別や孤独に対抗する人間性(humanity)や主人公の純愛が描かれており、アニメを監督した神戸守は、作品の解説として次のように述べている。

「一人の人間の中でこれらのことは複雑に絡みあっている。平凡であることへの劣等感。他人との違いによる劣等感。同じ境遇の者への親近感。そして、救い。この作品は表面的にはお色気、ラブコメ、バイオレンスだが、本質は差別と救いであろう。社会問題にもなっている苛め、つまり差別はこの作品の中に詰まっている。誰しも救いは求めている。」

海外での人気

アニメ版は主人公の強さとグロテスクさが受け、海外ではかなりの人気がある。

2004 AnimeReactor Community AwardsにてBest Opening/Ending コンビネーション、Best Drama、Best Thriller(Mystery/Horror)、Best Fanservice受賞、ルーシーはベスト女性キャラ受賞。又、American Anime Awards 2007 at New York Comic-Con(初回)において"Best Short Series"にノミネート(5作品ノミネート、受賞は逃す)。

2009年度フランスで開催されたJapan Expoにおいて、ファンのネット投票による日本の人気アニメ・漫画作品などを決める「JAPAN EXPO AWARDS 2009」のベストオリジナルアニメ賞を受賞した。

海外での人気の高さからニューヨーク・タイムズ(2005年7月17日)においてアニメが紹介された。

角を「かわいい小さなネコ耳」と説明するなど記事の内容が一部不正確かつ不十分であるが、海外でDVDを販売しているADVフィルムは2005年ベストセラー作品の1つであると紹介し、近年の日本アニメ屈指の有名作扱いされている。

ハリウッド映画化の話もあったが、すぐに中止になった。

また、賛美歌を模したアニメ主題歌「LILIUM」の評価も高い。

あらすじ

人間の遺伝子の突然変異によって生まれた側頭部の対となる2本の角とベクターと呼ばれる見えない腕の特殊な能力を持つ女性型ミュータント・二觭人(ディクロニウス、觭は「角奇」)。

彼女らは人類を淘汰する可能性を持つとされ、離島の国立生態科学研究所に国家レベルでの極秘機密として隔離され、研究されている。

ある日、研究所に隔離されていたディクロニウスの少女・ルーシーは、警備員のスキをついて拘束を破り、研究所室長・蔵間の秘書・如月を含め警備員ら23人をわずか5分で殺害し、研究所からの脱走を試みる。

海に飛び込む直前に頭部を対戦車用徹甲弾で撃たれるも、幸い軽傷で済んだルーシーは海へ投げ出される。

一方、大学に通うために親戚を頼って鎌倉にやってきた青年・コウタは、いとこのユカと共に由比ヶ浜を訪れた際、そこで浜辺に佇む全裸の少女を見つける。

その少女は、海へ投げ出された後に由比ヶ浜に流れ着いたルーシーだった。

ルーシーは頭部への銃撃が元で記憶を失った上、人格が分裂して全く別の人格が発現していた。

「にゅうにゅう」としかしゃべれなくなった彼女をにゅうと名付けたコウタとユカは、彼女が人類を滅亡させる存在であることを知らないまま、コウタが住むことになる楓荘に連れて行き、一緒に暮らすことになる。

エルフェンリート - Wikipediaより抜粋


本作が有名なのは、

可愛い女の子達の萌え萌えしたシーン・・・ではなく、

リョナリョナしたシーンが有名です。

主人公のルーシーですが、別人格の時はとても可愛いです。

人間を恨んでいて、命を軽く扱うこちらが主人格です。


本作の評価が海外だけではなく、国内でも高い理由はリョナシーンがエグいからだけではありません。

ルーシーのエピソードだけでもとても悲しい気持ちになるのですが、この5歳にして最強のディクロニウスとなったマリコちゃんのエピソードがもう涙無くしては語れません。
アニメでここまで悲しい気持ちになる事はそうそう無いと思います。


ちなみに本作を低めに評価している方も結構いらっしゃいます。
リョナ/グロが嫌いという方以外に「原作と違う」という原作ファンの方々です。

「原作の方が可愛い!」とか、

原作の方が色々いっちゃってると主張する方々です。
私も原作のファンで、

このお漏らしっ子のノゾミちゃんが出ない事に不満を覚えました。
原作はエッチなシーンも多く、そういった元の持ち味の様なモノを殺してアニメ化しているのですが、冷静に考えてみると全13話で完結させるには省ける所は省くべきだし、全24話以上となると内容が薄くなってしまう可能性もあります。
原作ファンとしては残念だったかもしれませんが、アニメの方はこれで良かったのだと思います。

Oohalu Gusagusalade Telugu Full Movie | Naga Shaurya, Rashi Khanna
OPですが、歌詞がラテン語であり聖書からの引用も多いため、アニメソングの枠を超えて海外に広まり、カソリックやプロテスタント、正教会など宗派を超えて教会関係者の間で賛美歌のひとつとして歌われる様になった名曲です。


グロが苦手な方にはオススメ出来ませんが、そうで無い方には是非ご覧になって頂きたく存じます。
それでは、良きアニメライフをノシ

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