アニメ批評その443 さるとびエッちゃん
評価:★★(魔法少女と見せかけて忍者)
原作概要
『さるとびエッちゃん』は、石ノ森章太郎の漫画作品。
及びそれを原作とする日本のテレビアニメ。
『週刊マーガレット』(集英社)創刊号から1966年8号まで、休載と改題を繰り返して62回に渡り連載された。
その後も掲載誌を移しながら1984年まで断続的に発表された。
アニメ概要
1971年10月4日から1972年3月27日までの毎週月曜日19時 - 19時30分に NET (現:テレビ朝日)系列にて全26話が放送された。
時間帯としては『魔法のマコちゃん』の後番組に当たり、「東映魔女っ子シリーズ」の1つに数えられるが、主人公のパワー源が魔法ではない上に日常系ギャグアニメの傾向が強く、従来の作品と比較して絵柄や作品内容などに「魔女っ子」「少女向け」の要素は希薄になっている。
一方、サブキャラクターの犬のブクは大阪弁をしゃべり、人語を解する設定となっており、その後の魔法少女アニメで一般的になる「主人公と会話ができるペット」の先駆的存在でもあった。
全エピソードの内、第4回・第6回・第14回はシリーズでも珍しい2話構成となっており、特に第14回Bパート「たのしくやろうエッちゃんかるた」は、全キャラクターをいろはがるたに例えて紹介するという、シリーズ最大の珍作となっている。
また、最終回はラストを意識しない普通の話で締めくくられている。
2013年7月10日(水)午後11時45分、NHKBSプレミアム「手塚治虫×石ノ森章太郎 TV作品初回・最終回大集合!」にて、初回と最終回が放送された。
作画レベルはこんな感じで、昭和のアニメ臭が強い感じです。
コチラが主人公の猿飛エツ子ことえっちゃんです。
猿飛佐助の子孫という方もいらっしゃいますが、それは誤情報で全く関係ないそうです。
魔法の力とか関係無く忍者なのですが、魔法少女のカテゴリーに入るらしいです。
意味がわかりません。
どことなくヒロアカのツユちゃんに似ている気がします。
さるとびエッちゃんOP
OPもふわっとした感じで、印象に残りません。
本作はこの頃放送された魔法少女モノの中では不人気だった訳ですが、概要欄に記載した通り日常系ギャグアニメの傾向が強く、従来の作品と比較して絵柄や作品内容などに「魔女っ子」「少女向け」の要素は希薄になっているのが原因だと思います。
それでは本作の内容を少しだけ見てみましょう。
どうやら野球の回の様です(この回は初見です)
巨人の星の左門くんぽい人が出てきます。
ここで星くんぽい人が出てくれば面白かったんですけどね
いや、これ星くんや!
星くんぽい人が振りかぶってぇ~
バッターはえっちゃんです。
ぐるぐるぐるぐるぐる
花形ぽい人がビビってます。
カキーン!
お腹にクリティカルヒット
そうはならんやろw
キャプテン翼も真っ青な演出です。
こんなん喰らったら死ぬでしょw
この様に、オマージュという言葉で片付けてはいけない様なツッコミどころをお楽しみ頂く事が出来ます。
正攻法な楽しみ方では無いのですが、そういった見方であれば今でもお楽しみ頂く事は可能だと思うので、評価は★2とさせて頂きます。
※昭和40年代のアニメで★1で無い時点で高評価だとお思い下さいませ。
隠れた迷作だと思いますので、DVDをご購入頂くかレンタルして頂けましたら幸いです(ネット上には動画データはほぼありません)
それでは、良きアニメライフをノシ