アニメ批評その601 六花の勇者
評価:★★(思ってたのと違うけどそこが・・・)
概要
『六花の勇者』(ろっかのゆうしゃ)は、山形石雄による日本のライトノベル作品。イラストは宮城。
6人の勇者が集結し、復活せんとする悪しき魔神を打倒するという王道のハイファンタジーの世界観と、6人の勇者に7人目が紛れ込み互いが互いを信じたり疑いながら、敵の妨害と策略をかいくぐり犯人である7人目を見つけ出すという、フーダニット要素とコンゲーム(騙し合い)が同居した作品。
『スーパーダッシュ&ゴー!』およびWeb公式サイトにて作画・戸流ケイによる漫画版が連載された。
『このライトノベルがすごい!』作品部門において、2011年度31位、2012年度3位、2013年度8位にノミネートされた。
2015年7月より9月までテレビアニメが放送された。
あらすじ
1千年前、世界を破滅に追いやった魔神と呼ばれる存在が、一輪の花を武器とした聖者によって封じられた。
一輪の花の聖者は「いつか魔神は蘇るが、そのとき自分の力を受け継いだ六人の勇者が現れて魔神を封じるだろう」と予言を残した。
その予言通り過去二度に渡って魔神が目覚めたが、運命の神に選ばれた6人の勇者により復活は阻止された。
そして今、三度目の魔神復活を前に、勇者たちが集結する。
だが、その体に六花の紋章が浮かび上がった勇者はなぜか、7人存在した。
しかも勇者たちを狙う敵を妨害するための霧幻結界を悪用され、7人全員が森に閉じ込められてしまう。
7人の中の誰かが敵であることに気付いた勇者たちは、互いに疑心暗鬼に陥る。
勇者の1人、地上最強を自称する少年アドレットは、密室状態だった結界を起動する仕掛けに唯一触れられたことから、最有力の容疑者となってしまう。
本来は仲間であるはずの6人から追われながら、アドレットは7人目の策略の解明に挑む。
六花の勇者というくらいだから6人の勇者がファンタジーな世界で活躍する物語なんだろうなぁ・・・
視聴前の方の大半はそう思ってたと思いますし、私もそうでした。
実際は勇者を名乗る人が7人登場し、
この赤髪の主人公が疑われてピンチになるという物語です。
戦闘シーンもありますが、あくまでメインは頭脳戦です。
まさかファンタジーの世界で頭脳戦を見せられるとは思ってもみませんでした。
「思ってたのと違う」
そう感じましたが、私は良い方に取りました。
世界観が現代の頭脳戦モノは多くありますが、ファンタジーな世界観では非常に珍しいですし、戦闘シーンがあっても不自然ではありません。
しかし「思ってたのと違う」を悪い方に感じた方は非常に多かったのか、本作は非常に不人気です。
悠木碧さん演じるフレミーちゃんとか可愛いと思うのですが、キャラデザを含め残念な評価を受けております(私は好きです)
※ウザキャラが多いのは事実です。
続きが気になるのですが、原作の方が長らく止まっているので色々と厳しいかもしれません。
評価は★2ですが、個人的にはちょっとだけオススメさせて頂きます。
それでは、良きアニメライフをノシ