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アニメ批評その670 ジョジョの奇妙な冒険

評価:★★★(好みの分かれる名作)

概要

『ジョジョの奇妙な冒険』(ジョジョのきみょうなぼうけん、JOJO'S BIZARRE ADVENTURE)は、david production制作による日本のテレビアニメ作品。

荒木飛呂彦による同名の漫画を原作としている。

作風

原作漫画を可能な限りほぼ忠実に再現しており、ディオの左耳に存在するほくろやPart3から描写されていたジョースター一族の首筋に存在する星型の痣など、原作の後付け要素の辻褄を合わせた部分もある。

原作のPart3以降は海外の著名人や他作品のキャラクターの名前を発言する場面も多いが、これらも原作通りの台詞となっている。

作品の特徴である擬音は、原作で描かれた文字をそのまま画面に表示して表現しつつ、同時に効果音でも演出している。

また、原作でPart3の途中から各話ラストで使用されるようになった矢印「TO BE CONTINUED」が、第1話から使用されている。


前半終了時のアイキャッチは終了時の場面が静止してセピアカラー(他の色)に変化し、ロゴマークが左下(もしくは右下)に表示される。

2nd Season以降は後半パート突入時にもアイキャッチが導入されており、主にスタンドの画像とスタンド名、スタンドを所有する本体名が表記される。

エンディングテーマは、原作が連載されていた当時に原作者の荒木が聴いていた洋楽を使用している。

ジョジョの奇妙な冒険 (テレビアニメ) - Wikipediaより抜粋

ジョースター一族と、邪悪な吸血鬼と化したディオやその後継者たちが、1世紀以上に亘って繰り広げる戦いを描く大河群像劇です。
本作に限らずジョジョシリーズは名作で狂信的なファンを多数獲得しておりますが、逆に「苦手だ」という方も結構な割合でいる事から人を選ぶ作品であると私は思ってます。
ジョジョは漫画はPart8まであり、アニメも5期までありますので敷居が高いイメージはありそうですが、アニメに関してはどこから観ても十分楽しめると思います。
2期を観てから1期に戻ったり、3期から2期や1期に戻ってみても大丈夫です。
本作はPart1~2までをアニメ化したモノとなります。

初代主人公のジョナサン・ジョースターです。
こうしてみるとカッコ悪く見えるかもですが、超カッコいいです。
結構ジョジョを誤解してる方が多い気がするのですが、食わず嫌いは勿体ないので「何となく絵とかノリが好きになれない」という方もちょっとは観て欲しいです。
「ジョジョってホラー作品なんでしょ?」と聞かれた事があるのですが、ホラー要素はそんなにで基本バトルモノと思って頂いて差支えありません。
「あー知ってる知ってる、スタンドとかいう分身みたいなので戦うヤツでしょ?」
違いますw
それはアニメ2期(原作だとPart3)以降の話で、本作は「波紋」という能力を用いて戦います。

ジョジョという作品において最大の特徴は「擬音」だと思ってます。
漫画版では違和感がありませんが、これをアニメでどう表現するのか?については放送前からかなり注目されてました。
この表現の仕方だけで駄作にも名作にもなると思ってた私ですが「原作で描かれた文字をそのまま画面に表示して表現しつつ、同時に効果音でも演出」という手法で見事に再現してみせました。
私はもうこれだけで満足です。

ジョジョシリーズの特徴というか良い所は他にもたくさんありますが、その内の一つが名言の多さです。
原作で人気の台詞はアニメでも完璧な再現を見せており、アニメ流行語大賞で金賞を獲った事もあります(2回?)

アニメのジョジョシリーズ第1期となる本作は、全26話(第1部 9話 + 第2部 17話)となります。
先にご紹介したジョナサン・ジョースターが最初の9話で、残りの17話はジョナサンの孫となるジョセフ・ジョースターが主人公となります。
初代ジョジョは真面目で熱い男なのですが、2代目ジョジョであるジョセフは大分軽い感じですが、熱いハートはしっかりと継承されてます。

『ジョジョの奇妙な冒険』1部~6部 全OP
ジョジョのOPのカッコ良さは異常ですw


30年以上前の漫画原作をアニメ化して、今観ても面白いんだから凄いに決まってます。
キャラデザが気に食わないとかバトルモノは好きでは無いとかは仕方無いと思うのですが、本当に食わず嫌いな方が多い印象なので1期だけでもご視聴頂けましたら幸いです。
それでは、良きジョジョライフをノシ

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