アニメ批評その692 逆転世界ノ電池少女
評価:★(全然熱くなれなかった)
概要
『逆転世界ノ電池少女』(ぎゃくてんせかいノでんちしょうじょ、RUMBLE GARANNDOLL)は、Lerche制作による日本のテレビアニメ作品。
2021年10月から12月までAT-Xほかにて放送された。
あらすじ
改元を前にした2019年の日本の上空に突然現れた異次元の裂け目には、天地逆転となった「真国日本」という異世界が存在した。
かつての軍国主義を維持し続け永世昭和の世を続けていく並行世界は、現行兵器を無効化していく「幻霧」と呼ばれるガス兵器、そして「伽藍」と呼ばれる巨大人型兵器を駆使し、日本を軍事的に侵略していくものだった。
それは瞬時に政府を掌握して事実上の征服を果たしていく。
「令和」と呼ばれる元号の時代は訪れることはなかった。
その10年後、日本は真国の属国として生まれ変わり、検閲が厳しくなる中、隆盛を誇っていた漫画やアニメ、アイドルといったサブカルチャーは完全的に死に絶えたように見えていたが、そこに「Otaku is not dead!」という言葉が現れた。
サブカル文化を守ろうと真国に真っ向から抵抗する集団がそこに存在し、「アラハバキ」と呼ばれる秘密結社「ガランドール」と呼ばれる主力兵器、そしてその動力源となって戦おうとする少女らがいた。
人々は少女らを「電池少女」と呼ぶのだった。
主人公は多額の借金を背負わされた為にホストをヤっている細道くんで、
ヒロインは電池少女のりんちゃんです。
電池少女とは?
ガランドールのサポートシステム兼動力ユニットを兼ねた少女たち。
ガランドールの形態や戦闘能力に寄与するが、一方で負担は大きく「トキメキEMPTY」状態になるとガランドールを起動できなくなる。
特に必殺技を繰り出した後の状態はバルザック曰く「バカになる」と言わしめるほどに深刻な精神的ダメージを受ける。
復帰には「充電」を必要となるが、これは電気ではなく精神的ケアのことで、「充電部屋」と呼ばれるセラピールームが設けられている。
電池少女の「トキメキ」の「充電」は精神的バックボーンともいえるサブカルチャーや娯楽の供給(視聴など)を必要とするが、現状それらは真誅軍によって徹底的に検閲、排斥されているため「トキメキEMPTY」状態からの復帰は容易ではない。
ここら辺の設定はアニメを観れば何となくわかります。
で、このしょぼいSDガンダムもどきみたいなのに乗って、
敵と戦います。
1話目を観た感想としては「ノリがちょっとキツい」「つまらなそう」といった感じでしたが、一瞬熱そうなシーンもあったり、
コチラのバルザック 山田さんを杉田智和さんが演じていて、ちょっとだけ面白かったんですけども・・・
回を増すごとに「やはりコレ面白く無いな!」という感情が強まる一方でした。
パロディネタもちょいちょい入ってた気もしますが、凄く面白かった回があったという訳でも無く「この戦闘シーン良かったな!」という事もありませんでした。
設定も意外と難解で、wikiを見て初めて理解出来たという方も多かった様です。
他の電池少女も悪くは無かったけど、良くも無かった感じです。
まぁ一番宜しく無かったのは、やはり作品のノリが一番キツかったというか、寒かった点だと思います。
敵とのやり取りや戦闘が茶番に見えてしまいますし、主人公は好感が持てる感じでもありませんし、借金取りがウザく感じたり、ヒロインも好きにはなれませんでした。
どうせならもっとはっちゃけた作風にしてしまえば良かった気もするのですが、どうにもこうにも面白くもカッコよくも熱くも無く、マイナスな点ばかりが目についてしまう作品でした。
評価は当然の★1で、観るだけ時間の無駄と言う評価です。
フラグの回収もおぼつかないまま、駆け足で終わった感が強かったのも宜しく無かったと思います。
それでは、良きアニメライフをノシ