アニメ批評その688 見える子ちゃん
評価:★★★(スルースキルが半端無い)
概要
『見える子ちゃん』(みえるこちゃん)は、泉朝樹による漫画作品。
2018年11月2日より『ComicWalker』(KADOKAWA)にて連載を開始し、2021年7月16日より『ComicWalker』内の新レーベル『WebComicアパンダ』に移籍して連載中。
単行本は2019年4月22日より刊行されている。
2018年、泉朝樹が本作品をTwitterで発表したところ、6万回以上リツイートされ、18万以上のいいねを獲得するなど話題となり、同年11月2日よりComicWalkerで連載を開始した。
2021年10月から12月までテレビアニメが放送された。
本作はホラーであり、コメディーであり、感動出来る作品でもあります。
主人公はこの四谷みこちゃん(cv.雨宮天)です。
普通の女子高生だった彼女ですが、
ある日突然「見えてはいけないモノ」が見える様になってしまいます。
その「見えてはいけないモノ」(以下化け物とします)を「見なかった事にする」みこちゃんです。
みこちゃんのスルースキルが半端無いのですが、たまにヤバい時があります。
そんな時に視聴者である我々はハラハラドキドキしたり、時には笑えたりもするのですが、唐突にバトルが始まる時もあります。
ある程度観ていると「あ、次はこんなシーンが来るな?」とか「オチはこんな感じだろうな?」という予想を悉く裏切ってきます。
こういった作品はある程度のパターンが決まってて、最初は斬新に感じても数話見ると飽きがくるのですが、本作はそういった事が全くありませんでした。
まさかこの展開でバトルに突入するのか?という流れであったり、ふいに感動する話をぶち込んできたりと原作者の話の作り方の上手さに敬意を評します。
メインキャラはこの3人です。
みこちゃんの親友の百合川ハナちゃん(cv.本渡楓)は超絶食いしん坊で、本人は自覚無いのですが生命オーラが強く霊を引き寄せやすい体質です。
霊能者を志している二暮堂ユリアちゃん(cv.佐倉綾音)は超可愛い残念キャラです。
「見える」体質ではありますが、みこちゃんと違い低級の化け物しか見る事が出来ません。
本作のタイトルは「見える子ちゃん」ですが、微妙に見えないシーンが多々あります。
こういった見えそうで見えないシーンが大好きな私です。
見えないシーンへの拘りというかクォリティーの高さはかなりのモノで、これだけでも観る価値はアリそうです。
ホラー要素満点ではありますが、怖いというのとは違います。
驚かされはしますが、その後の展開は笑いや感動です。
「感動すんの!?」とお疑いの方もいらっしゃるでしょうが、マジで感動します。
ホラー的なシーンを一瞬で感動的なシーンにするのは本当に凄いと思います。
とにかくみこちゃんのスルースキルが半端無いので、是非ご覧になって下さい(可愛いし)
それでは、良きアニメライフをノシ