アニメ批評その850 遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
評価:★★(遊戯王シリーズで2番目にオススメ)
概要
2004年10月6日から2008年3月26日まで放映されたテレビ東京系のテレビアニメである。
全180話。
アニメ作品『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の世界観を継承した『遊☆戯☆王』の新シリーズ。
原作漫画『遊☆戯☆王』の連載終了後に制作された完全オリジナル作品である。
ホビー『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』とタイアップしている。
主人公は原作の武藤遊戯から遊城十代に変更、基本設定も一新された。
ただし舞台は『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』と同世界であり、前作の登場人物も数名登場している。
作風は前作よりも更に実際のトレカゲームのリードプレイ、リプレイ集的な印象が強くなっているほか、物語前半はカードゲームの楽しさを描いた明るいコメディ作品だったが、後半は「心の闇」をテーマにややギャグが入りながらも前作同様のシリアスな作風となった。
あらすじ
主人公・遊城十代(ゆうき・じゅうだい)は、デュエル・アカデミア実技試験会場に向かう途中で伝説のデュエリスト・武藤遊戯と出会い「ハネクリボー」のカードを譲り受ける。
十代は憧れていた遊戯のようなデュエリストになるために、寄宿制のデュエリスト養成学校デュエル・アカデミアに入学を果たす。
孤島に設立された学園では、学生たちが一流のデュエリストを目指して切磋琢磨していた。
遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX - Wikipediaより抜粋
前作の主人公はイキリ陰キャ(失礼)でしたが、本作は明るい陽キャのイメージの子です。
アニメの遊戯王シリーズは前作である第一作目が最もオススメですが、次点に来るのが本作だと思います。
前作のキャラが出るというだけでも親近感が湧くというか、入り込みやすいはずです。
作画がなかなかに危ういのですが、遊戯王にそんなモノを求めてはイケマセン。
むしろ作画崩壊を楽しむべきです。
私が本作を推すもう一つの理由は、ストーリーのテンポの良さです。
前作では原作連載の都合で1回のデュエルが長期化(最大8話分)する傾向があったのですがが、本作はアニメオリジナルなので結構重要なデュエルでも2話、長くても3話で決着がつきます。
リアルの遊戯王をプレイされている方は環境が古すぎるので参考にならん!と思うかもですが、最新のアニメを観ても参考になりませんのでご安心下さいw
遊戯王未プレイでも前作同様結構楽しめますし、基本ルールを覚えるだけだったら知識としても十分です。
◆キャラクターについて
割と個性あふれるキャラが多数出て来るのですが、やはり人気があったのは前作のキャラです。
放送当時、仲の良いチビッ子達は遊戯くんや海馬くんが出てきた時は大はしゃぎしてました。
本作には前作に無い良さがありますが、キャラの魅力や人気という点では遠く及ばなかった印象です。
あとこの「正義の味方 カイバーマン」ですが、正体は不明という事になってます。
どう見ても海場社長なのですが、正体不明という事でお願いします。
こうして見ると「作画の良いアニメかな?」と思われるかもですが、先に書いた通り期待してはイケマセン。
全180話と長い点もオススメしにくい一因となってます。
面白いアニメを探している方にあえて勧める事はしませんが、遊戯王シリーズでと限定されれば前作の次に本作を推させて頂きます。
デュエルの腕だけで無く、性格も良い主人公なので私は好きです。でもオーバーキルする武藤くんはもっと好きです
それでは、良き遊戯王ライフをノシ