アニメ批評その785 阿波連さんははかれない
評価:★★★(いとあはれ)
概要
水あさとによる日本の漫画。
ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)2017年1月29日より隔週日曜更新で連載中。
水あさとにとって9作目の連載作品であり、同人誌として発表していたオリジナル漫画作品『君との距離が測れない』を元としている。
「低燃費系女子『阿波連さん』」を描く日常コメディ。
メディアミックスとして、2022年4月にテレビアニメ化された。
あらすじ
とある高校に通う阿波連れいなは、人との距離をはかるのが苦手。
入学して隣の席になった ライドウ は彼女と距離を感じていた。
ある日、れいなが落とした消しゴムを拾ったことをきっかけに、ライドウは彼女の「他人との距離を加減できない」性格と、孤独な過去を知る。
再び「はかれない」行動を取ってしまったことを謝り彼女は再び孤独に戻ろうとするも、ライドウがそれを受け入れたことで2人は打ち解ける。
それ以降、れいなとライドウはよく2人で過ごすようになる。
距離感がバグってる阿波連さん(cv.水瀬いのり)とライドウくん(cv.寺島拓篤)の織り成すツッコミ処満載のアニメです。
最初は「距離感が近い子」といった印象の阿波連さんでしたが、距離感以外も色々とバグってました。
ライドウくんの方も常識のある男かと思いきや、
想像力が突飛というかバグってて「そうはならんやろw」というツッコミを入れたくなる面白キャラです。
↑これだけ見ると「ラブコメだな?」と思われる事でしょう。
確かにラブコメなのですが、視聴してみると「思ってたのと違うw」となるはずです。
「低燃費系女子」とされている阿波連さんですが、ポンコツな部分が多いながらも意外とハイスペックな処も随所にあり、先の展開が読めそうで読めない事が多いです。
他に登場するキャラはみんないい人達ばかりなのですが、
この花澤香菜さん演じる桃原先生だけは常に暴走気味でおもろいです。
ギャグ色の強い日常系ラブコメというジャンルになる本作ですが、ギャグの部分が非常に強く、多くの方が想像している「こんなモンだろう」という予想を遥かに超えてイキます。
阿波連さんの可愛さも本作の魅力の一つですが、私は想像力が逞しいライドウくんが大好きになりました。
「〇〇じゃね?」という口調も好きです。
作中にツッコミ役がいない事もありボケ倒してる感はありますが、レベルの高かった2022春アニメの中でも面白い方だった本作を私は強く推します。
どうぞご覧になって下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ