アニメ批評その823 ステラ女学院高等科C3部
評価:★(終わらせ方が雑)
概要
原作・いこま、漫画・みどりとももかによる日本の漫画作品。
講談社の月刊雑誌『月刊ヤングマガジン』にて2012年の第6号から2014年の第1号まで連載された。
スピンオフとして、ウェブサイト『講談社コミックプラス』にて4コマ漫画『4コマしーきゅーぶ』が2013年2月から10月まで連載された。
サバイバルゲームと女子高生を題材とした作品で、高校の部活動である「C3部」でサバイバルゲームを楽しむ女子高生たちの日常を描いている。
特例措置団体ステラ女学院高等科C3部 - Wikipediaより抜粋
女子高生達がサバゲーを楽しむアニメです。
視聴前に「アニメ版は原作とストーリーが異なる」と聞いておりましたが、さばげぶっ!みたいな感じかな?くらいの軽い気持ちで視聴してしまいました。
主人公はコチラの大和ゆらちゃんです。
至って平凡な少女で、当初はサバイバルゲームの存在そのものさえ知らなかったおぼこちゃんでした。
極度の人見知りかつ引っ込み思案で「内気な自分を変えたい」という事でサバゲーを頑張ります。
とある失態を機に心機一転し、短髪な髪型になってからは・・・
人が変わってしまわれました。
サバゲ部の仲間からは「ゆら公」と親しまれたゆらちゃんでしたが、次第に孤立し部を抜ける事になります。
この時点で「こんな展開求めてないのですが??」というご意見多数で、かなり不評でした。
別に百合百合した作風でも、ほのぼのした日常系でも、ギャグ色強めでも良かったんです。
部員同士が仲良く楽しくしている様を見せてくれればそれで・・・
何故こんなにもギスギスしてるのか?
こうも短期間で主人公の人格が変わってしまったのか?
様々な疑問がある中、こういった展開が嫌いでは無い私は「最後はどんな感じで〆るのだろうか?」という事だけが気になっておりました。
クソでした。
余りにも終わらせ方が雑過ぎます。
細かい事を言えば、サバゲーのシーンが残念だとか、主人公の妄想が強すぎて話の腰を折り捲りだとか、キャラの掘り下げが出来ていないとか色々あるのですが、それ以上に作品全体を通して胸糞悪い展開が続き、最後はクソみたいな終わり方という救い様の無いアニメに仕上がっております。
原作を上手く纏められなかったとか、作風がパンチ不足と感じてスパイシーな感じにしたとかだと思いますが、GAINAXさん何してはるの?という感じです。
監督の経験値が低いとか脚本家が4人もいるとか、上手くいかなかった理由は色々ありそうですが、原作を変えてまで産廃を生み出してどうするんだ?と問い詰めたい気持ちになってしまいます。
アニオリ展開には原作者も了承しているそうですが「了承した」では無く「了承させられただけでは?」という声も多かった事も記しておきます。
サバゲーの知識が全く無い方なら、もしかしたらお楽しみ頂ける可能性が僅かにあるかもしれませんが「サバゲー大好き!」という方が観ると強いストレスを感じられるかもしれませんのでご注意下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ