マイセンのブログ

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ウマ娘の原作が素晴らしい件

ウマ娘はある意味二次創作でして、原作は史実の競馬となります。
リアル競馬に1ミリの興味の無い方からすると、ウマ娘のストーリーや設定が「盛り過ぎでは?」と思われる事もあるかもしれません。
当ブログの読者様はコアなウマ娘ファンが多いので、原作がどうだったかご存じの方が多いとは思いますが、そうで無い方もいらっしゃるかもしれないので今回はアニメ2期を振り返ってみたいと思います。

◆テイオーの設定

アニメ2期の主人公であるトウカイテイオーですが、ウマ娘では「無敗のダービーウマ娘」となってます。

アニメ作中で「大外の8枠でダービーを勝ったウマ娘はいない」と言われておりましたが、テイオーは圧勝します。

原作の方はどうだったかというと、大外の8枠でダービーを勝った初の馬で、父シンボリルドルフ以来の無敗のダービー馬となりました。
レース結果も圧勝で、アニメの原作再現度は100%です。
まぁ、ここまで強くて凄い実績があるからアニメの主人公に抜擢された訳ですが、それ以外に出演していたウマ娘達はどうだったのでしょうか?

◆他のウマも凄い

強キャラとして登場したミホノブルボンですが「サイボーグ」と呼ばれるほど強かったのでしょうか?

生涯成績はご覧の通りです。
デビュー戦は出遅れたのに、とんでもない末脚を発揮して追込んで勝利。
続く2戦目を圧勝した後、3戦目の朝日杯は掛かり気味が響いてギリギリの勝利でしたが、4戦目のスプリングSではサクラバクシンオー陣営が「あんな化け物と戦ってられるか」とクラッシック戦線を諦めるほどの強さを魅せ、その後の皐月賞とダービーを逃げて圧勝してます。
菊花賞では長距離のエキスパートであるライスに敗北してしまいますが、もし怪我が無ければGⅠを何勝していたかわからない程の怪物でした。

準主人公であるマックちゃんは当時現役最強と呼ばれるだけの実績を叩き出しており、ライスに負けた天皇賞以外は勝ち捲りでした。

◆最高のヒール

格下相手にはポコポコ負けるのに、ブルボンやマックの偉業の掛かったレースでは勝っていたライスは、まさに最高のヒールでした。
当時はインターネットが普及していない時代だったので、世論がどうだったかという事は正直わかりません。
私から見える範囲で語らせて頂くと、ライスはかなり不人気でアンチが多い印象でした。
私自身のライスの評価は、大好きなブルボンに勝った憎き相手・・・という見方では無く、得意な距離とはゆえブルボンに勝った点を大きく評価していたのと、ブルボン自身が怪我でレースに出られない上にそのまま引退してしまったので、ライスには頑張って貰いたいという気持ちが強かったです。
ライスが不甲斐ない成績ではブルボンの評価まで落ちてしまいそうだったので応援してたのですが、少なくとも私の周りはライスのアンチばかりでした。
ウマ娘ではライスがヒールからヒーローになってますが、実際のライスも2度目の天皇賞を勝った後からは「やはり長距離ではライスは無敵だな!」と再評価され、JRAの人気投票でも実績以上の人気っぷりを示しております。
ウマ娘では首位でもおかしくない位の人気があるライスちゃんですが、そこまで魅力的なキャラに仕上げたサイゲさんの手腕には脱帽です。

◆ターボ師匠

ウマ娘から競馬を知った方々が一番驚いたのはターボ師匠かもしれません。
最初は「強キャラか!?」と思ったらネタキャラで、可愛いだけが取り柄の弱っちぃ子だと思ったら、

オールカマーの激走ですよ。

「流石にこれは無理があるやろwww」
そう思われた方も少なくは無かった事でしょう。

ですが、原作の方も圧勝してます。

実況の原作再現度が震えるレベルなので、宜しかったら是非ご覧下さい。
当時私は学生なのに、このレースで大きなミスを犯して100万円を失っておりますが、アニメを観た時同様にターボの勝利に感動させられました。
ヤマニンゼファーが秋天を勝たなかったら破産してました

◆奇跡の復活

ターボ師匠と同様に「それは無いやろwww」と思われそうなのが有馬記念だと思います。
3度の怪我に見舞われて、長期休養明けに挑んだ有馬記念でテイオーが勝つという展開は流石に出来過ぎじゃないか?と。
原作の方も3度も故障して1年ぶりのレースで挑んだ有馬記念で、過去にそんな無茶なローテーションでGⅠを勝利した競走馬はいませんでしたし、当時ビワハヤヒデが超強かったのでテイオーが勝つとは全く思って無かった私です。

ハヤヒデがパーマーを躱した瞬間、当時の私はハヤヒデの勝利を確信しました。

が・・・

「んんんー???」

アニメの実況で「トウカイテイオーがキター・・・えっ?トウカイテイオーがきたぁ!?」と驚いてますが、原作の方も「え?マジで?」みたいな反応でしたw

アニメだから大袈裟に描いたという訳ではありません。

原作の方もこんな感じで、テイオーがいなければハヤヒデが圧勝してました。
3着にネイチャさんが食い込んでますが、着差が凄いです。

トウカイテイオー【有馬記念1993】

原作をご存じ無い方からすると、ハヤヒデを無理やり強キャラ設定にしたのでは?と思われるかもですが、有馬記念の前後の成績はこんな感じです。
ラストランとなってしまった秋の天皇賞以外は連対率100%で、特にクラッシック期の夏場を超えたハヤヒデは精神的にも肉体的にも大きく成長し、有馬記念以外では驚異的な強さを見せつけておりました。
こんなハヤヒデに1年ぶりのレースで勝ったテイオーですが、アニメでは描かれなかったジャパンカップ制覇などもありまして、原作はアニメよりも神がかっていた事も記しておきます。
あと1年ぶりのレースでGⅠ制覇をした競走馬は、テイオー以外には日本の競馬界には未だに存在しません。

ウマ娘の原作であるリアル競馬は素晴らしいドラマが数多くある事を多くの方に認知して頂ければ幸いです。
元から原作をご存じの方は「あのレースをどう再現するのかな?」と予想する楽しみがありますし、原作をご存じ無い方はアニメを観た後に原作のレースも観て驚いたり感動したりする事が出来ます。
原作を知ってても知らなくても楽しめるコンテンツなんてそうそうありませんし、昔応援していた競走馬の子供や孫たちが再び活躍する事もある競馬というスポーツは浪漫の塊だと思います。
当初の予定では「ウマ娘の原作再現度」やアニメ1期についても触れる予定でしたが、思いの外記事が長くなってしまったので、そこら辺は別の記事で書かせて頂きます。
それでは、良きウマ娘ライフをノシ

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