アニメ批評その102 魔法のスターマジカルエミ
※何故か102回目が抜けてたので、今回その穴埋めをさせて頂きます。
評価:★(ぴえろ魔法少女シリーズの第3弾)
概要
マジシャン志望の不器用な女の子・香月舞が、鏡の妖精トポと出会い、魔法で天才マジシャン「マジカルエミ」に変身し、華麗で大胆なマジックと歌でアイドルとして活躍する、というお話。
本作品は完全なオリジナル企画であり、原作は存在しない。
基本的な構成は『マミ』の路線に立ち返り、主人公が魔法の力で変身してスターになるというプロットを踏襲して主役の声優も新人歌手が起用された。
一方、シナリオ面ではこれまで以上に物語の日常性が重視され、前2作の後半から重視されるようになった主人公の内面や周囲の人々の心象風景の描写を、より深く突き詰めた作風となった。
そのため、従来の作品にみられたドラマ性や魔法が持つ劇中での役割が本作ではかなり希薄化している。
主人公を取り巻く人間模様に関しても対立する敵やライバルは存在せず、ドラマ性をひたすら排除して主人公とその周囲の人間模様と日常を中心に描いている点に大きな特色があり、キャラクターの表情や動きをデフォルメして感情表現する手法や心情や状況説明をセリフで行うといったこともほとんどない。
また、日常を掘り下げて描けば描くほど、非日常的な存在である魔法の意味は失われ、最終3話(第36話〜)では、淡々とした日常の積み重ねによって各キャラクターの成長を描き出し、主人公の舞が精神的に自立していく過程が描かれた。
あらすじ
香月 舞はマジシャンを夢見る小学五年生の少女。
祖父が主宰するマジック劇団「マジカラット」の手伝いをしており自身もマジックに親しんでいるが、生来の不器用さが災いし、なかなかマジシャンとはいかない感じ。
こてまり台への引っ越の最中、偶然鏡の妖精・トポと出会った舞は「願いの叶う魔法」をもらった。
そして、魔法のブレスレットで天才マジシャン「マジカルエミ」に変身し、トラブルで騒ぎが起きていたマジカラットの舞台に上がり魔法で魅せるマジックで観客を魅了してショーを成功させる。
そしてたまたま、このステージを見ていたテレビ局のプロデューサーにエミはテレビに出演させられ、そのままアイドルデビューさせられてしまう。
こうして、普通の小学生とアイドル「マジカルエミ」という忙しい生活が始まる。
芋くさい(失礼)小学生が、
魔法のステッキを使って変身すると美女になる的な、よくあるヤツです。
この時代の魔法少女は変身するとケバくなりますねぇ・・・
作画面に関しては昭和の作品なので期待してはイケナイのですが、
リアクションや声優さんの演技の酷さは受け入れがたいモノがあります。
声優の演技が下手というよりかは、当時は子供向けにわかりやすい演技をする様に!という指導があった・・・と思いたいレベルの酷さです。
作中で煙草を吸うお姉さんが登場しますが、女児向けの魔法少女アニメという事を考えると今では考えられませんねw
どうでもいいシーンで感慨深いモノを感じてしまう私です。
変身シーンですが、ブレスレット型の「ハートブレス」からステッキ型の「ハートブローム」が現れ、それを振り回しながら「パラリン リリカル パラポラ マジカル~」と呪文を唱えることでマジカルエミに変身します。
私は呪文の口上を完璧に忘れておりましたが、当時視聴していた方でも覚えている方は少なそうです。
TV版は 1985年6月7日 - 1986年2月28日放送ですが、1986年9月21日にOVA版が発売しておりまして、こちらは作画が飛躍的に向上しております。
※OVAは4作品あるみたいです。
本作のウリは、従来の魔法少女モノらしからぬ「非日常的」を徹底的に薄くした処なのですが、それが作品の印象も薄くしてしまった気がします。
駄作という評価を受けた訳ではありませんし、いい意味で他作品と差別化出来ている点も評価されてはいるのですが、当時の魔法少女モノの中では人気のある方ではありませんし、現在においての知名度も今一つです。
現代の魔法少女モノは男が魔法少女化したり、ヤンデレが出て来たり悲惨な死に方をする子がいたりと、何でもアリな感じとなっておりますが、昭和の魔法少女モノは明確な敵がいて魔法少女がやっつける的な図式で無いと人気は出にくかったと思います。
DVDが発売されるくらいの人気がありまして、魔法少女の歴史を知る上で押さえておきたい作品ではありますが、古い作品なのでyoutube等で無料視聴出来るモノがあったら観ておく、という程度で良いと思います。
OPの曲がもっと良かったらなぁ・・・とも思いました。
そんなこんなで、良きアニメライフをノシ