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アニメ批評その897 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST

等価交換について考えさせられた不朽の名作です。
名言の宝庫であり、アニメを語る上では外せない作品となっております。
レビュアーはechoさんにお願いしました。

評価:★★★★(人の生と死を問うファンタジーバトルアニメの傑作)

概要

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMISTは、シリーズ累計発行部数は8000万部を超える荒川弘による漫画を原作としたテレビアニメ。

略称はハガレン。制作会社はボンズ。

2009年4月から2010年7月までMBS・TBS系列で放送された。全64話。

あらすじ

エドワードとその弟アルフォンスは、幼き日に無くなった母親を思うあまり、死んだ人間を蘇らせるという錬金術最大の禁忌、人体練成を行ってしまう。

しかし練成は失敗し、エドワードは左足を、アルフォンスは体全てを失う。

己の右腕と引き替えにかろうじて弟の魂を練成し、鎧に定着させることに成功したが、その代償はあまりにも大きすぎるものであった。

エドワードはアルフォンスと共に、失った全てを取り戻すため、絶大な力をもつ「賢者の石」を探す旅に出る。

右腕と左足を鋼の義肢「機械鎧(オートメイル)」に変えた彼を、人は「鋼の錬金術師」と呼ぶ…。

まず初めに、鋼の錬金術師は2度目のアニメ化です。
1作目のアニメ「鋼の錬金術師」は漫画連載中に始まり、漫画が完結する前に最終回を迎えているので、後半はオリジナルストーリーになっています。
1作目も評価は高いのですが、私は見ていません。
原作終了後にアニメ化された「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は完全に原作準拠になっていますので初めて見る方は「FULLMETAL ALCHEMIST」をおススメします。
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」を1番好きなアニメに推す方もいるくらいの名作なのですが、恥ずかしながら私はつい最近やっと見終わりました。
いや本当に今まで見ていなかったのはもったいないくらいの名作でした。

主人公のエドワード・エルリックは物質から他の物質を作り出す錬金術師で、若いながらも国家が才能を認め「鋼の錬金術師」という通り名で呼ばれています。
幼い頃、亡くなった母親を蘇らせようとして、錬金術の禁忌である人体練成を行ったせいで失われた、弟の肉体を取り戻すために「賢者の石」を探す旅にでます。
しかし「賢者の石」の真相を探るうちに国家レベルの巨大な闇に巻き込まれていくというストーリーです。

主人公のエルリック兄弟や幼馴染でオートメイル技師のウィンリィはもちろん、軍で出世を目指すロイ・マスタングなど魅力的なキャラクターが数多く登場します。

キャラクター数がかなり多く、紹介するのは難しいのですが、全員キャラクターが立っていて見せ場もちゃんと用意されているので、誰が誰だか分からなくなるような事はありません。

敵キャラクターも、ただのやられ役と言ったキャラクターはおらず、しっかりと背景も描かれているのでどう考えても救いようのない悪役でも、最後には何故か感情移入してしまいます。

ストーリーは全体的に明るく、笑えるシーンも多いですが、錬金術や賢者の石を中心にしっかりと伏線が貼られていて、後半は一気に国家を巻き込む大きな話になっていきます。
錬金術の基本である「等価交換」がテーマとして貫かれていてますが、私はもう一つのテーマとして、生と死、死にゆく者から新しい世代へ受け継がれていく想いが描かれていると思いました。それだけ深みのある作品になっていると思います。

全64話と長いので見きるのは大変ですが、ネットで見かける名場面や名言もたくさん出てきますし、見ておいて損はしない名作です。
私のように食わず嫌いせずに一度見てみて下さい!
では、良きアニメライフを!

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