アニメ批評その1050 かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜
評価:★(あのね商法)
概要
『月刊コミック電撃大王』(メディアワークス発行)にて2004年から2007年にかけて連載された、あかほりさとる原作、桂遊生丸作画による漫画作品。
突然男(少年)から女(少女)になってしまった主人公と、そんな主人公を取り巻く2人の少女との三角関係を描く恋愛ストーリーである。
当初よりメディアミックスを前提としており、2006年1月11日(テレビ東京系)よりテレビアニメ化され、同年1月10日に駒尾真子著作の小説版が電撃文庫から出版され、3月30日にはPlayStation 2用ゲームソフトもマーベラスインタラクティブより発売された。
あらすじ
主人公である大佛はずむは、幼馴染である来栖とまりの励ましで片想いの相手である神泉やす菜に勇気を振り絞って告白したものの、その告白は拒絶されてしまう。
近所の鹿縞山に1人で登り、傷心を癒そうとしていたはずむだったが、巨大な宇宙船の墜落に巻き込まれてしまう。
宇宙船に乗っていた宇宙人は、地球人に対して自分のミスを詫び、はずむを治療したことを告げる。
しかし同時に、その治療の過程ではずむが女になってしまったことも告げる。
そして、この変化はもはや修正不可能だという。
女として学校に通うことになったはずむだが、一度は告白を断ったはずのやす菜ははずむに対して積極的にアプローチをかけてくるようになる。
そしてとまりも、そんな2人の様子を見ていて弟分だと思っていたはずむに対して自分が抱いていた本当の気持ちに気づく。
こうして3人の少女たちの奇妙な三角関係が始まった。
かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜 - Wikipediaより抜粋
TSモノで百合という私が大好きなジャンルです。
しかもヒロイン役が田村ゆかりさんと、
堀江由衣さんです。
宇宙船の墜落に巻き込まれてTS化するという展開はちょっとアレですが、細かい点に目を瞑れば私好みの最高のアニメになるはずでした。
作画に関してはまぁお察しなのですが、
めっちゃドロドロの百合で、TS化した主人公を獲りあう女たちの闘いが良い感じでした。
堀江由衣さん演じるやす菜ちゃんが全然可愛く無いとか、意味不明な難病に掛かってるとか、それ以外の面でも色々とメンドクサイとかはあるのですが、そこも含めてそれなりに楽しませて頂きました。
抜け駆け→修羅場→和解→抜け駆けの鬼畜ムーブが通には堪りませんw
◆あのね商法とは?
最終話が割とクソみたいな終わり方をしたのですが、やす菜ちゃんが主人公に「あのね」と言った後に場面が切り替わり、その後主人公がもう一人のヒロインであるとまりちゃんに「あのね」と言った処で物語が終わります。
当時の私は意味が分からなかったのですが「後で考察記事を読めばいいか」くらいの感覚でした。
その後分かった事は、TVでは放送されなかった真の最終話がDVDで発売されるとの事で、その巻では「あのね」の後の台詞が分かるというモノでした。
ヤッていい事と悪い事があるだろうw
TV版のエヴァが意味不明な終わり方をして、ちゃんとしたEDは劇場版を観てね!みたいな感じで賛否が分かれましたが、どんな形であれちゃんと終われば一応は納得出来るんですけどね・・・
この終わり方は許せません。
当然大炎上し、DVDを含めて完結したにも関わらず「打ち切りのクソアニメ」とか「ボッタクリ商法」などと叩かれる事となりました。
DVDに収録された最終話も本当にクソみたいな終わり方で、やす菜ちゃんに対するヘイトがより高まってしまいました。
本作の完成度がもう少し高かったらとか、終わり方がクソで無ければここまで燃える事は無かったかもですが、悪しき例として語り継がれる事となってしまいました。
このアニメ自体はクソですが、他の政策委員会が似た様な事をし難くなったという点においては結果オーライだったのかもしれません。
も う ヤ ル な よ ?
それでは、良きアニメライフをノシ