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アニメ批評その1056 治癒魔法の間違った使い方

評価:★★(無双し過ぎない感じは良かったが)

概要

くろかたによる日本のライトノベル。イラストはKeGが担当している。

小説家になろう(ウェブ連載版)にて2014年3月から連載中で、MFブックス(KADOKAWA)より2016年3月からウェブ連載版から異なる展開となる書籍版が刊行中。

第2回ライト文芸新人賞にて佳作を受賞。

2023年12月には新たな物語を迎える『治癒魔法の間違った使い方 Returns』がMFブックスから刊行開始。

2023年5月時点でシリーズ累計発行部数は283万部を突破している。


メディアミックスとして、九我山レキによる漫画版が『月刊コンプエース』(KADOKAWA)にて2017年6月号から連載中。

2022年10月時点で電子版を含めたコミックス累計部数は200万部を突破している。

スピンオフコミカライズとして『治癒魔法の間違った使い方 〜誘いの街・レストバレー〜』が、カクキカイによる作画で『FWコミックスオルタ』(フロンティアワークス)にて2023年8月からピッコマでの先行配信で連載開始された。

2023年5月17日にテレビアニメ化が発表され、2024年1月から3月まで放送された。

あらすじ

異世界に召喚されたウサト・カズキ・スズネの3人。

だが、勇者として呼ばれたのはカズキとスズネであり、ウサトは巻き込まれた形だった。

治癒魔法を発現したウサトは救命団なる部隊に配属される。

しかし救命団とは治癒魔法で自身の傷を癒やしながら身体を鍛え、鍛え上げた肉体で誰よりも早く戦場を駆け回ってケガ人を収容・治療し、時にはケガ人を出す原因を自力で排除するという脳筋集団だった。

治癒魔法の間違った使い方 〜戦場を駆ける回復要員〜 - Wikipediaより抜粋

高校生として平穏な日常を送っていた三名でしたが、死亡した訳でも無いのに強制的に異世界転生する事となります。

一人は勇者として召喚されますが、強制的に異世界に転生させられた事に怒っており、

もう一人勇者として召喚された女子の方は「退屈な日常から刺激的な生活が送れる」との事で喜んでるといった感じです。

主人公は二人の勇者のオマケというか、召喚術に巻き込まれてしまっただけでしたが、治癒スキルの才能を見出されて「救命団」に強制入団させられます。

鬼教官の元、主人公は熾烈な修行に耐え抜きます。

「救命団」と聞くとヒーラーの集まりなのかと思いきや、団員の大半が魔法を使えないため、体を鍛えて怪我人を戦場から運び出す集団と化してます。

団長も団員も脳筋揃いな処が少し面白いです。

そんな環境でしごかれた主人公も脳筋キャラとなるのですが「どうせ主人公が無双して終わりなんだろ?」と思ってたらそんな感じの作品ではありませんでした。

勇者として召喚されたのは別の人物で、主人公はオマケ・・・
となりますと、大体が無能な勇者がイキった後に主人公が無双するという作品が多いのですが、本作の勇者達は仲間思いのイイ奴だったりします。

女勇者は主人公の同級生では無く先輩であり、美人で清楚だと思ってたら残念属性の変人というキャラデザも好印象でした。

確かに主人公は才能に恵まれているという設定はあるのですが、無双出来る程強い訳では無く、人柄の良さと根性で信用を得ている頑張り屋さんです。

どこにでもありそうな作風だけど、そうでも無いというのが本作であり、超絶カッコいいシーンがある訳でも無ければ感動的なシーンがある訳でもありません。

しかし他作品とはちょっと毛色が異なる感じで、大きなプラスポイントは無いかもだけど、特にマイナスポイントも無いといった無難な仕上がりとなっております。

本作は「異世界転生モノは好きだけど、最近似た様なアニメばかりだなぁ」と感じてらっしゃる方には刺さるかもしれないのですが、少しテンポが悪く感じられてしまうのと、強く印象に残る様なシーンが無い点に物足りなさを感じてしまうかもしれません。
総評的には★2となるのですが、個人的には嫌いではありませんでした。
2期があれば観ると思いますが…あるのかな^^;?
それでは、良きアニメライフをノシ

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