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アニメ批評その1076 忘却バッテリー

本作は本当に序盤が酷いらしく、様々な配信者やレビュアーから酷評を受けておりました。
クソアニメレビュアーの私としても食指が動きそうになりましたが「中盤からはまともになる」と聞いたのでechoさんにお譲りしました(なんでやねん)
という事で、今回のレビュアーはechoさんです。

評価:★★★(序盤のギャグさえ乗り越えられれば、熱い展開が待っている)

概要

少年ジャンプ+で連載中みかわ絵子の漫画を原作としたテレビアニメ。

キャッチコピーは「天才たちは出会ってしまった…!」「気づいてしまった もう、逃げられない。」。

『SPY×FAMILY』・『地獄楽』などと共に少年ジャンプ+の代表的な作品として挙げられている。

次にくるマンガ大賞2019年Webマンガ部門で6位を受賞。

「少年ジャンプ+」で累計閲覧数2億を超える。

2018年4月より連載が開始され、記憶喪失の主人公というユニークな設定、魅力的なキャラクターたちや高校野球のリアルな部分を描いた描写、ギャグとシリアス要素の絶妙なバランス、などが人気を博している。

2024年4月から制作はMAPPAでテレビ東京系列にて放送された。

あらすじ

中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火、切れ者捕手の“智将”・要圭の怪物バッテリー。

全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのは何故か野球無名校の東京都立小手指高校だった。

さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。

そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。

巡り合い、再び動出す

彼らの高校野球ストーリーが

いま始まる―!

ジャンプ+で連載されている野球漫画を原作としたアニメです。

序盤の3話くらいまでは、ギャグテイストでストーリーが進んでいきます。

中学生時代天才バッテリーとして君臨していた、清峰葉流火(キヨミネハルカ)と要圭(カナメケイ)。

しかし圭は記憶喪失になりおバカになっていた。と言うシチュエーションだけみれば完全にギャグアニメです。
要圭が記憶喪失になり、葉流火と圭は野球部の無い都立高校に進学。

そこには中学生時代にこのバッテリーに心を折られて野球を辞めた、かつての天才たちも進学していました。

序盤の展開こそつまらないギャグの連発で「正直このアニメ大丈夫だろうか?」って思っていたんですが、このかつての天才たちの過去編がもの凄く良いんです。

天才バッテリーに心を折られてイップスに悩んでいた藤堂葵、

体格の差で努力しても埋まらない差を見せつけられた千早瞬平、そんな野球少年を絶望させ心を病んでしまった要圭。
それぞれの過去がクローズアップされて、それでも野球の楽しさに気付いて課題を解消していく。

中盤から後半にかけてのストーリー展開はしっかりスポ根として面白い作品になっていました。

制作はMAPPA。
作画も素晴らしく、ところどころ臨場感のあるアニメーションで自力の高さを見せつけられました。
1期ではキャラ紹介と練習試合で終ってしまったので、是非2期を期待したいところです。(MAPPAは抱え過ぎているのでいつになるかは分かりませんが)

最初のギャグパートはキツイものがありますが、そこを越えれば熱いスポ根が待ってます。是非我慢して最後まで見てほしい作品です。
では、良きアニメライフを!

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