アニメ批評その1089 彼方のアストラ
集英社作品かつアニメの出来も良かった…割に話題にならなかった不思議なアニメをechoさんがレビューしてくれまんた。
評価:★★★(1クールで見事に完結まで描いたSF冒険ファンタジー)
概要
少年ジャンプ+で連載されていた漫画を原作としたテレビアニメ。
原作者は『SKET DANCE』の篠原健太。
『少年ジャンプ+』初期を代表する作品。
2019年7月からTOKYO MXほかにて放送された。
全12話。第1話および最終話は1時間枠で放送された。
あらすじ
宇宙への往来が当たり前になった近未来。
高校生のカナタ、アリエスら9名は“惑星キャンプ”に旅立つ。
未体験の宇宙旅行に胸を躍らせながら惑星に降り立った彼らを待ち受ける、予想外の事態とは!?
近未来SFサバイバルストーリー、始動!!
SKET DANCE、ウィッチウォッチなどの作者、篠原健太先生がジャンプ+で連載していたSF冒険ファンタジーのアニメです。
原作漫画は全5巻と視聴ハードルは高くなく、アニメで1クールでまとめるには最適な長さです。
舞台は近未来、高校生の主人公たち一行は惑星キャンプに参加する為に集められます。
子供たちは無人の惑星で3日間のキャンプをする予定でしたが、謎のブラックホール状の球体に巻き込まれ宇宙の果てまで飛ばされてしまいます。
子供たち9人だけで無事生還できるのか?謎の球体の正体は?と、かなり引きの強い導入になっています。
サバイバルサスペンスや冒険ファンタジーでありながら、事件に巻き込まれた謎を解き明かすミステリー要素、少年少女の成長を描くジュブナイル要素も詰め込まれたかなり濃厚な作品です。
二転三転するストーリーは引きが強く、多少強引なところはあるものの綺麗にまとまってますし、作画やアクションシーンもかなり良く見所が多いです。
キャラクターデザインも可愛らしくてクセが無く、日常会話はテンポよくギャグも散りばめられていて飽きさせない作りになっています。
最終的に意外と壮大な話になっていき、見終わってみると良く1クールで綺麗にまとめたなと思います。
最後までノンストップで楽しめるエンターテイメント作品なので、ぜひ多くの人に見て頂きたい作品です。
では、良きアニメライフを!








