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アニメ批評その1106 巨蟲列島 劇場版

評価:★(劇場版なのに尺稼ぎw)

概要

原作:藤見泰高、作画:REDICE→廣瀬周[1]による日本の漫画作品。

『チャンピオンクロス』(秋田書店)にて、2014年10月21日から2018年5月1日まで配信されていた。

『Champion タップ!』と統合されて新設された『マンガクロス』にて、2018年12月27日分よりREDICEから廣瀬に交代して、2019年3月28日まで連載された。

その後、『大巨蟲列島』(だいきょちゅうれっとう)として2019年4月25日より連載開始している。

またスピンオフとして、さざなみ陽輔が作画による『巨蟲山脈』(きょちゅうさんみゃく)が『どこでもヤングチャンピオン』2019年12月号(創刊号)より連載中。

これまで多くの昆虫マンガを手がけた藤見がパニックホラーを手がけるのは今作が初となる。

巨大化した昆虫が登場するにあたって、藤見自身が「昆虫が巨大化した場合はどのような形状になるのか」を考察し、デザインを行っている。

あらすじ

私立鳳翔高等学園の生徒たちを乗せた旅客機が謎の事故によって墜落し、織部睦美たちはとある島へと流れ着く。

生存者と合流して救助を待つことにするも、その島は巨大な昆虫に支配された島だった。

巨蟲列島 - Wikipediaより抜粋

コミックスのオマケで2019年にOVA版が出ておりますが、今回のレビューは2020年に劇場公開された方です。
「劇場版」となっておりますが、特にTV版があるという訳ではありません。

飛行機事故発生 → 謎の島に投げ出される → デカい昆虫に襲われる
とても分かりやすいシナリオです。

最近はキツめのリョナシーンがあるアニメが減りましたので、そういったジャンルがお好きな方にオススメしたい処でしたが・・・
思ってた以上にアレな感じだったので、正直失望させられました。

「うわぁぁぁぁ!デカい虫こわーい!!」
ってなった処で、

昆虫に詳しい主人公ちゃんがその知識を生かして、厳しい生存競争を生き延びるという話なのです。

序盤はハッとさせられる様なシーンもあり「思ってたよりも面白いかも?流石は劇場版w」とか思ってたんですけどねぇ…

主人公ちゃんが少しマイペースな処があるというか、一刻も早く仲間を助けなければならない場面で熱く虫の事を語ったりしているシーンを見てしまうと、ちょっとだけイラっとさせられます。

デケー虫がいても主人公ちゃんの言う事を聞いてれば基本安全でやり過ごせる感じで、序盤に感じていた緊張感が徐々に薄れてイクというか、退屈な感じになってゆきます。

一応仲間には優秀な人材もいるのですがそれは終盤まで分からずなので「こいつらカスばっかやんけ」と思ってしまうのも仕方の無い事です。

それは制作陣も感じていたのか、時折叡智なシーンを挟んできます。
虫に襲われる時に裸んぼなのは仕方無いとしても、水浴びのシーンは必要だったのか?

「これ最後どうやって〆るのかなぁ?」と思っていたのですが、本作だけでは完結せずに明らかに続編がある様な感じで終わりました。
続編があれば一応観るとは思いますが、多分無いんじゃないかと思います^^;

散々文句を垂れましたがそれでも「万人ウケする様な内容では無いけれど、こういったジャンルのアニメは数が少ないという事で★2です」くらいの評価をするつもりだったんですよね、終盤を観るまではw
本作で完結しなかった事もそうですが、私が最も失望したのは「露骨な尺稼ぎ」です。
チョイチョイ「ここチョットだけ尺を稼いだな?」みたいなシーンはありましたが、終盤のクライマックスを迎える重要なシーンで盛大な尺稼ぎがありまして、あれは観た方全員が「ぇえ・・・」と感じたのでは無いでしょうか?
主人公ちゃんがそれっぽいBGMをバックに戦地に赴くというシーンなのですが、くっそダサい上にあそこまで尺を使ってしまうのはどうなんだと問いたいです。
制作会社はパッショーネですが「どうせこれ無理でしょw」と終盤のシーンは手抜きしたに5万ペリカ賭けます。

あの尺稼ぎシーンだけでも観て本作のクソさを共有したい気持ちはありますが、流石にオススメ出来る様なアニメではありませんので評価は★1とさせて頂きます。
それでは、良きアニメライフをノシ

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