アニメ批評その1136 真夜中ぱんチ
評価:★★(作りは丁寧なのですが…)
概要
P.A.WORKS制作による日本のオリジナルテレビアニメ。
2024年7月から9月までTOKYO MX、AT-Xほかにて放送された。
略称は『マヨぱん』。
あらすじ
動画配信サイト「NewTube」で活動する3人組NewTuber「はりきりシスターズ」のメンバーである「まさ吉」こと真咲は、生配信中に他のメンバーを殴ってしまい、この行動が炎上したためにチャンネルを脱退させられることになる。
再起を目指す真咲のもとに現れたヴァンパイア・りぷは、「チャンネル登録者数100万人を達成したら真咲の血を吸う」ことを条件に真咲の動画撮影に協力することを約束する。
真咲たちは新たなチャンネル「真夜中ぱんチ」を立ち上げ、りぶの仲間とともにチャンネル登録者数100万人を目指して動画撮影を始める。
P.A.WORKSのオリジナルアニメは名作がある一方で「作画は良いのに微妙だな」と感じるモノも少なく無いので少し心配でしたが…
主人公が長谷川育美さんなので、これは観るしかないと思いました。
更に他の主要キャストもウマ娘関連の声優さんばかりで、
主人公の妹役は石見舞菜香さんです。
ブルボンの妹がライスと考えると、なんか興奮してきますw
本作はパリピ孔明の制作スタッフが再集結し、監督も本間修氏が担当しましたので、期待度高めでの視聴でしたが・・・
割と序盤の方で視聴するのがきつくなってきてしまいました。
動画投稿をテーマとしたアニメは最近では珍しくありませんし、作風的にドタバタコメディー的な感じは今日日ウケないとも思っております。
チョイチョイ感動的?と思える様な話もありましたが、満足度の高い回は全く無く「好きな声優さん達が出てるからまぁ我慢出来るかな?」くらいの感覚で視聴しておりました。
評価が最低の★1で無いという事で、良かった部分も勿論あります。
爆笑する様なシーンは無かったのですが、まぁまぁ面白いシーンはありましたし、何よりも本作はとても丁寧に制作された事が分かります。
多分視聴者の殆どがお気づきでは無さそうですが、ちょっとしたシーンでも会話に参加していないキャラが細かく動いていたり、動画制作の部分もちゃんとした解説がされてたりと評価出来る部分があり、視聴を続けてる内に面白くはなってくのですが・・・
何というか、序盤はつまらなくて中盤以降に普通くらいになる感じです。
序盤から終盤まで普通の面白さなら普通=★3とかで評価出来るのですが、突出して面白い回も無ければ終盤がとても良かったという事も無く、序盤のスタートの悪さを加味するとどうしても★2以下の評価となってしまいます。
アニメのレビュー記事はもう1100件以上書いてますが、好きな声優さん達がご出演しているアニメを悪く言いたくは無いのですが、今年P.A.WORKSが制作したアニメは全部宜しく無い出来なので、ちょっと今後の方向性についてしっかりとご検討頂きたい処です。
レビュアー目線で評価するなら然程悪くは無い作品かもしれませんが、一般視聴者であれば単純に「つまんねーな」という感想しか出てこなさそうです。
「真夜中ぱんチ」ノンクレジットOP|りぶ、苺子、譜風、十景、ゆき 「ギミギミ」
快活で元気良さげなOPと、
「真夜中ぱんチ」ノンクレジットED|真咲(CV.長谷川育美)「編集点」
ダウナーチックなEDの対比が好きでした。
続編は絶対に無いと思うので視聴価値は低そうですが、個人的には嫌いなアニメではありませんでした。
それでは、良きアニメライフをノシ