アニメ批評その1129 魔導具師ダリヤはうつむかない
「女性向けなろう小説」と聞いて視聴意欲を失ってしまった私です。
だって女性向けのなろうってハズレばかりなので仕方ないですよね??ね?
という事で今回のレビュアーはechoさんです。
評価:★★(序盤は面白かったんだけど…)
概要
「小説家になろう」で連載されていた小説を原作としたアニメ。
『このライトノベルがすごい!』で2位を獲得。シリーズ累計部数は375万部を突破している。
前世は日本人でうつむいたまま過労死した魔導具師・ダリヤの人間模様と仕事を描く物語。
2024年7月からテレビアニメが放送された。
あらすじ
彼女が最後に見た光景は資料が雑然と散らかるデスクだった。
徹夜続きで働き、突然心臓が止まってしまったのだ。
やりたいことがたくさんあったはずなのに、机に突っ伏して最期を迎えるなんて…。
彼女は二度目の人生を魔法の存在する世界で送ることになった。
名前はダリヤ・ロセッティ。
彼女が暮らすこの世界には、人々の生活を便利にする「魔導具」がある。
普段の生活はだらしないが魔導具師としては尊敬できる父のカルロ。
ダリヤはカルロの作る魔導具に憧れ、自分も魔導具師になろうと決意する。
これは彼女が魔導具師として前をむき、花開いていく物語
女性向けなろう小説のアニメ化です。
異世界に転生した魔導具師ダリヤを主人公に、仕事や人間模様を描くファンタジー作品になります。
このアニメ序盤からかなりハードモードです。
主人公ダリアは、父親の魔導具商会で手伝いをしながら結婚適齢期を迎えます。
父親の弟子であり、別の商会の御曹司トビアスと婚約するのですが、この婚約者はやさ男に見えてかなりのモラハラ気質です。
結婚したらダリアの魔導具は自分の名前で出したいだとか、人前ではあまり前に出ず自分を立てて欲しいなど婚約したとたん化けの皮が剥がれて行きます。
挙句の果てにギルドの受付嬢と浮気して婚約を破棄したいと言いす始末。
ここから婚約破棄(離婚協議)についての話が始まります。
いきなり離婚協議から始まるアニメ初めて見たw
その後も父親の死、魔導具師商会の立ち上げとしんどい展開が続いていきますが「うつむかない」のタイトル通りダリヤは様々な人に助けられながら進んで行きます。
ところが、辛い展開は最初の5話くらいです。
その後は新しい魔導具を開発したり、貴族のイケメンとイチャイチャしたりと順風満帆に進んで行くので、序盤のような何が起こるか分からない刺激的な内容は全く無くなってしまいます。
まぁ最初にあれだけひどい目にあったのだから、良い目にあってもいいだろ?というのも分かるのですが、後半は面白みに欠けてしまったかなと言う印象です。
もっと不幸に振り回されるダリヤが見たかった…。(ヒドイ)
女性向けではありますが、男性が見てもそれなりに楽しめるアニメだと思います。
なろう系が好きな人にはおススメです。
では、良きアニメライフを!