アニメ批評その1316 ワンパンマン(3期)
評価:★★(期待値が高過ぎた)
アニメのレビュー記事は、ワンパンマンから始まってたんですよね。
視聴済の方も多いでしょうから、あまり語る事は無いのですが「凄い作品だと聞いてるけど評判悪いよね?」という未視聴の方向けに、何故本作の評判が悪いのかについて解説させて頂きます。
◆原作が進まない
本作の原作者を「アイシールド21」等で有名な村田雄介先生だと思われてる方が多い様ですが、村田先生は作画担当で原作者はONEさんです。
このONEさんが遅筆過ぎて休載を繰り返し、原作が一向に進まないという事が一番の問題だったりします。
アニメ1期はマッドハウス制作で、原作の良さを活かすべく全力で制作されてそうなクォリティーの高さで視聴者を楽しませてくれました。
しかし2期は制作会社がJ.C.STAFFに変わり、作画クォリティーが大幅に落ちてしまいました。
これはJ.C.STAFFが無能という話では無く「2期の制作を引き受けてくれる会社が見つからなくて、仕方なくJ.C.STAFFが受けた」みたいな背景があります。
◆リスクが大きい
2期の放送は1期から3年半も経ってからでした。
1期の評判は高いけど、原作の進みは遅い。
こういった事情からマッドハウス的にも1期同様の評価を得るというのが難しく、2期の制作を断ったのでは無いか?
または2期でそこまで成功するか怪しいと思った制作委員会が、予算を渋ってJ.C.STAFFに安く依頼したのでは無いか?
という憶測が飛び交ってますが、私もマッドハウスに断られて他に引き受けてくれる会社がなかなか見つからなかったのでは無いか?と思ってます。
成功して当たり前
失敗したら責められる、という状況で引き受けたがる会社は少ないはずで、これも原作の進みが悪い上に若干迷走もしているという事が起因してます。
そして3期は2期から6年以上経っておりますので、これを成功させるというのは本当に難しい事です。
原作と1期が人気ありますので、成功させるのが難しいのにハードルは非常に高くなっております。
◆3期の評価
「ガロウ編なのにガロウがあんまし活躍していない」という声がありますが、分割2クールなのでそこはまぁ…
「作画がクソ!」
これは否定出来ません。
止め絵で見ればそう悪くは無いのですが、とにかく動きが少ないんですよね。
「同時期に放送されていたクソアニメよりも動かないw」と揶揄される事もあるのですが、原作画を村田先生が描いている以上、求められるハードルは高く、どうしてもクォリティーの高い1期と比較されてしまいます。
こういったコミカルなシーンですら批判の対象になってしまうのはもう末期というか、挽回するのが難しい処まで来ている感がします。
3期は主人公以外の強いヒーロー達が多数登場しますので、本来はここで盛り上がらなければならないのですが、主人公が最強過ぎる為イマイチ盛り上がりに欠けてしまいます。
個人的には楽しめたのですが、世間での評価はかなり低い様です。
多くの方が「ストーリーががが!」と文句を垂れるのですが、そこは原作が悪いという話になってきますので、アニメの制作陣に言うのは違う気がします。
しかしながら、やはり作画面に関しては擁護するのが難しく、ワンパンマンという作品でなければ許されていた出来であっても、本作はワンパンマンなのでそれが許されません。
きっと2クール目で作画力を解放する…と思いたい処ですが、どう見ても省エネで「それっぽい感じで作っておけばええやろ?」というのが感じられてしまいます。
私の様に本作に対してアクションシーンだけでは無く、コメディー的な部分でも楽しめると評価が少し変わってくるかもしれません。
本作に対して大きな期待はもうしませんが、2クール目は今よりも少しだけでも作画が向上する事を願っております。
それでは、良きアニメライフをノシ