DTCGにおいてのタブー
最近アルテイルNEOの記事しか書いてなかったのですが、このブログがDTCGブログである事を思い出したので、たまには別のゲームについて書こうと思いました。
今回はDTCGにおいてのタブーというか、やったら絶対に失敗する事について書かせて頂きます。
最近Revolne Act -S-というDTCGがサービス終了を発表致しました。
このゲームの特徴をザックリとご説明しますと、
・バグだらけ
・グラフィックがしょぼい
・遊戯王のパクり
などが挙げられます。
これらが不人気だった理由なのか?と聞かれますとそうではありません。
確かにゲームが進行しなくなる系のバグは結構致命的だったかもしれませんが、それが一番の理由ではなかったと思います。
グラフィックは確かにしょぼかったのですが、イラストの出来は悪くなく少しでも良く見せようというスタッフの工夫も見て取れました。
遊戯王のパクりという部分に関しては、むしろマイナス要素ではなくプラス要素だったと思います。
有名なゲームに似せて作るという事は、新規でゲームを始める際のハードルを下げる事となります。
遊戯王はMTGを
シャドバはハースをパクってるので文句は言わせませんよw
では何が問題だったかというとそれは・・・
カードのレベルUPシステム
これが一番の大問題でした。
このゲームはクリーチャー同士が戦闘を行った場合、攻撃力が高いほうが一方的に勝利します(遊戯王と同じ戦闘ルール)
シャドバやDXMの様にHPの概念があってダメージを受けるならまだしも、攻撃力が10でも高ければ一方的に勝利出来てしまうのです。
こちらをご覧下さい。
同一カードを合成する事でクリーチャーの攻撃力を50ずつUP出来るのです(上限はレベル5)
この戦闘ルールで攻撃力が50違うという事がどれ程の差となるのか?
古い例で恐縮ですが昔の遊戯王でこんなカードがありました。
どちらもバニラのクリーチャーカードですが、攻撃力に50の差があります。
当時のシングルカードの価格で比較すると約20倍以上の差がありました。
攻撃力が50違うだけで価格が20倍も違うのですw
Revolne Act -S-(以下リボルヴ)においてはレベルが5まで、攻撃力にして200まで上げる事が出来てしまいますので、同一カードであっても資産の差で別次元の戦いを強いられる事となります。
ちなみにこのリボルヴはカードの生成が出来ません。
第一弾環境でデッキに必要なカードを全てレベル5にするのに必要な金額を計算した所、何十万円だったか忘れてしまいましたが、恐ろしい金額になる事を記憶しております。
もうこの時点でガチで課金してトップを目指すぞ!と思うプレイヤーは殆どいなくなってしまう訳です。
実際当時ランキングトップの方のデッキを見ても課金しているとは思えない位の資産で勝っていた様でしたし、私も無課金でランキング100位以内が余裕でした。
運営的には一部のコアユーザーの廃課金に期待していたと思うのですが、あまりに酷いと誰もちゃんと課金しなくなってしまう事がよくわかります。
このゲームは金持ちが超絶有利となるゲームではあるのですが、無課金でも結構楽しめるゲームで意外とプレイヤーの数は多かった様です。
twitterの公式アカウントのフォロワー数で見ると、アルネオが11000人に対してリボルヴは18000人もおります。
サービス時はもっと少なかったと記憶しておりますが、徐々に人気を上げていっての18000人です。
それでも課金してくれる人が少なすぎた為、今回残念な結果となってしまいました。
参照:Revolve Act -S- - マイセンのブログこの時に「もうリボルヴについては書かない!」と書いてますが、今回はリボルヴの件だけじゃないので許して下さい。
当時かなり酷評しておりますが、実際リボルヴというゲームは
・ゲームは凄く面白かった
・ゲーム内容以外の部分もよかった
・運営は頑張っていた
という事を追記させて頂きます。
ゲーム性については簡易版遊戯王といった具合で、すぐに辞めてしまった私は実際環境やらどんなカードが強かったのかまでは把握しておりませんが、遊戯王よりもゲームバランスは取りやすい仕様で、伏せカードの効果発動もオートで操作性や試合の進行に関してストレスを感じる事はバグ以外では少なかったと思います。
ゲーム内容以外の部分というのは、アバターやスリーブの可愛さや数の多さなどが非常に良かったと思います。
称号もアルネオばりに細かく設定出来て楽しかったです。
運営に関してもかなり細かくエゴサして、ユーザーに対してレスを返しておりましたし、出来る事を一生懸命やっていたと思います。
ただ、やはり同一カードの合成によるレベルUPシステム&カード生成不可という仕様が最大の戦犯であり、このゲームに課金する人が極小だった原因だと私は断言させて頂きます。
レベルUPシステムは他にもトリプルモンスターズやカード&ダークネス ラストグノウシアなどが挙げられます。
トリプルモンスターズは半年位でサービス終了となりましたし、カード&ダークネス ラストグノウシアに関してはもう長くは持たないと思ってます。
アルネオがカードが揃い難い!と言われておりますが、同一カードの合成によるレベルUPシステムを導入しているゲームに比べれば10倍くらい揃いやすい、と言えばわかりやすいと思います。
まとめます。
・同一カードの合成によるレベルUPシステムを導入しているカードゲームはやらない方が良い
これに尽きます。
メーカーさんもシャドバ並みの宣伝を打つ体力というか資金が無いのであれば120%失敗しますので、どうか同じ様な悲劇を繰り返さない為にもお願いしたいと思います。
暗い話題はここまでにして、ちょっち明るい話をさせて頂きます。
新しいDTCGのβ版が開始されました。
トリニティーというゲームです。
テスターの募集は本当は締め切ってるはずなのですが、まだ追加で受付している様です。
個人での運営の様ですが、ゲームのルールは非常にわかりやすいものでして、
カードイラストも可愛いです。
ゲームのルールは、マナを増やすカード、攻撃手、防御手の3種類のカードを使って相手のライフを0にした方が勝ちというゲームです。
スタイリッシュな感じで、試合も慣れればサクサク進みます。
相手の手札が見れるというのが斬新だと思います。
チュートリアルもわかりやすかったので、アルネオの息抜きにでも遊んで頂けましたら幸いです。
それでは、良きDTCGライフをノシ