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アニメ批評その140 ニンジャスレイヤー

評価:★★(忍者が誤解されそうw)


概要

大筋は妻子を殺された主人公が超人として甦る復讐劇であり、アクションストーリーでもある。

特筆すべきは、サイバーパンク的な世界観の日本を舞台に「サラリマン」「ヤクザ」「ザイバツ」などのステレオタイプな日本観を曲解した奇抜な設定、超能力を有しカラテと呼ばれる神秘的な武術を体得した「ニンジャ」達の戦いを描いている点である。

原語版(英語)が複数の雑誌で不定期に掲載されていたとされる都合上「第二部の連載中に突如として第三部途中のエピソードが始まる」 など、エピソードごとの時系列がバラバラになっている。

後述の書籍版でも各エピソードが翻訳発表順で時系列に沿っておらず、第一章が「前回のあらすじ」で始まっているが、読み進めるのにそれ以上の予備知識は必要としていない。

ストーリー面においても主人公の復讐劇をメインにしつつ、サイバーパンク、ボーイ・ミーツ・ガール、コメディ、伝奇、社会問題への風刺など、アクション以外の要素が強かったり、サブキャラクターがメインのエピソードが多く存在しており、全体としては群像劇・短編集のような構成になっている。

ニンジャスレイヤー - Wikipediaより抜粋


原作はアメリカ人が書いた小説で、それが翻訳されたものがアニメ化しました。
本作では、人体破壊の例えとして「ネギトロ」という言葉が用いられたり、多数の死体が並ぶ光景に「まるでツキジ」と表現するなど、不謹慎な上に日本文化を曲解しまくりだったりします。

しかし、忍者は礼節を重んじるという設定で、敵対的な人物にも「-san(〜さん)」と敬称を付けたり戦闘前にはお辞儀を欠かさないという礼儀正しさです。
にしても、「忍殺語」という特殊な語録が出来るほど謎な言語や表現方法ばかりで、日本文化を知らない方が観たら「日本ヤバない?」と思うに違いありません。

意外と可愛い子も出てきますが、全体を通じて雑な作りです。
最初はその雑さが笑えましたが、途中笑えない程の抜きがあって冷めてしまった記憶があります。
物語も伏線を貼ったかと思えば回収が無かったり、急に話が飛んだりと意味不明です。
視聴を途中で切ろうかと思ったのですが、面白いシーンとかもあって結局最後まで観てしまいました。
長く丁寧な解説があったかと思うと、戦闘シーンでは「Wasshoi(ワッショイ)」等の謎の勢いだけで乗り切る感じの雑さが本作の魅力です。
そこに面白さを見いだせない方は、序盤で視聴を切ってしまっても良いと思います。


原作者や翻訳チームの方々はファンとの交流を大事にしているそうで、「ニンジャヘッズ」と呼ばれる熱心なファンもいらっしゃるそうです。
二次創作に対しても寛容で、ファンを巻き込んだ活動を継続しているそうなので、興味を持たれた方というか本作を好きになった方は色々と調べてみて下さい。
いつかアニメの2期もあるかもしれません。


それでは、良きネギトロライフをノシ

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