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アニメ批評その139 GIANT KILLING

評価:★(原作は人気作品)


概要

ベテラン選手の苦悩と葛藤、復活を描いた原作者の綱本将也と、漫画家のツジトモにより、大物喰い好きな弱小プロサッカークラブの監督を主人公に描く。

タイトルの「ジャイアント・キリング」とは「番狂わせ」「大物食い」を意味する言葉であり、スポーツ競技において実力差がある格上の相手に対し、格下が勝利を挙げた場合に使う。

なお、ETU(East Tokyo United)以外で、この作品に出てくるクラブ名は、全て実在するクラブ名をもじったものである(例:東京ヴェルディ→東京ヴィクトリー、ガンバ大阪→大阪ガンナーズなど)。

なお、これらのチーム名は綱本原作の過去作品(『U-31』『Goal Den Age』)と共通している。

ただし、海外(プレミアリーグ)のクラブ名は、そのまま使用されている。


主人公の達海 猛監督(35歳)です。
信条は「弱いチームが強い奴らをやっつける」ことと「サッカーは騙し合いのスポーツ」
飄々としており、一見いい加減で常識はずれ。
寝坊・遅刻の常習犯で、人の話を聞かないなどの多数の欠点を持ってます。
ETUの監督となってからは、クラブハウスの用具室に住み込んでます。
監督としては、戦術面では綿密な分析から相手の弱点を徹底的に突くサッカーを得意とし、勝利のために正念場とも言えるタイミングで選手を投入するなど勝負師の一面を持ちつつ、選手の実力や潜在能力を的確に見極め、選手を信頼した采配をすることも多かったりします。
ETUでの現役時の背番号は7(新人時代の背番号は24)
ゲームメイクのセンスと得点能力を兼ね備え、幾度も逆転劇を巻き起こしたETUの主力選手で、日本代表の中心選手候補でした。
プレミアリーグのクラブへと移籍しますが、そのデビュー戦でかねてから抱えていた足の故障を悪化させ、26歳にして選手生命を絶たれ所属チームを解雇されてしまいます。
その後しばらく目標を見失う日々を送りますが、ある言葉をきっかけに立ち直り、イングランド5部リーグのアマチュアクラブ「FCイーストハム」で監督を務めて、FAカップではプレミアリーグのクラブから勝利を狙えるほどにチームを育てあげます。
現地に赴いた元チームメイト兼現GMの後藤に懇願され、イーストハム会長の後押しもあり、監督としてETUへ復帰を果たします。


本作の見どころはこの達海監督の手腕だけではなく、試合外での人間模様もだったりします。
原作の漫画ではその部分が非常に上手く描かれており、ほんわかする場面が多いのが特徴です。
アニメ版ではそれが上手く表現出来なかったのが失敗の原因だと思います。
原作は単行本53巻を超える人気作品にも拘わらず、アニメ版は大変不人気で打ち切りの様な終わり方をしました。
放送前に「選手の走り方の表現に拘ってます!」とスタッフの方が力説していたのを見た気がしますが、拘るのはそこではありませんでしたね。
サッカーをモチーフにした作品のアニメ化は難しいと思うのですが、原作が人気作なだけにこの失敗は頂けませんね。

Giant killing opening
OPはカッコいいんですけどねぇ~


最近改めて少しだけ本作を観たのですが、制作会社の手落ちというよりかはこの作品をアニメ化した事自体失敗だったのではないか?と思えてきました。
原作を読めばわかるのですが、作中だけではなく欄外というか次のページとかの追記みたいなのを含めて楽しむ作品なので、それをアニメで表現するのは至難の業だと思います。
原作が大好きな私としてはアニメ化の失敗は残念でなりません。
アニメ版はかなり中途半端な所で終わってまして、2期も制作は無さそうなので視聴はオススメ出来ません。
気になった方は漫画版の方でお楽しみ下さいませ。


それでは、良きアニメライフをノシ

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