アニメ批評その144 まちカドまぞく
評価:★★★(危機管理ぃ~)
あらすじ
家族と共に家賃の安いアパートに住む女子高生、吉田優子は、幼い頃から病弱で家がとても貧しいこと以外、ごく普通の女子高生を自認していたが、ある日角としっぽが生えて闇の一族「まぞく」としての力に覚醒する。
優子は母親から自分がまぞくの血筋であることを知らされ、シャドウミストレス優子(シャミ子)という活動名を授かり、ハニワの置物に封印されていたメソポタミア文明時代のご先祖(リリス)からは、光の一族の巫女=魔法少女を倒すという使命を任せられる。
しかし生まれつき病弱で、人並み以下の戦闘能力しか持たないシャミ子は、近所で偶然見かけた魔法少女の千代田桃が走ってきたダンプカーを片手で受け止めるのを目の当たりにして戦意を喪失する。
シャミ子はクラスメイトの佐田杏里の紹介で、桃が同じ高校の生徒であることを知らされ戦いを挑むが、ドジで虚弱なシャミ子と既に世界を救った経験もあるという桃では、勝負の体裁にすらならない。
それ以来シャミ子は桃との勝負やまぞくとしての務めに悪戦苦闘を重ねて、桃に借りを作り続ける毎日を送っていた。
まぞくの娘さんと魔法少女のバトルモノ・・・
ではありません。
主人公のシャミ子ですが、
とんでもなくポンコツです。
一応まぞくっぽく変身は出来るのですが、元々低い身体能力が若干向上する程度で、大体いつも涙目になりますw
それに対して、
ライバルである魔法少女の桃ちゃんは、
あまりにショボいシャミ子を懐柔したり、騙したり、泣かしたり、鍛えたりします。
この二人のやり取りがメインというか、面白い作品です。
シャミ子は友達想いのいい子で、家事も得意なんです。
まぞくとは思えない真面目さとポンコツさが愛らしくなります。
シリアスなシーンはほぼ無くて、かなりユルい世界観です。
最近は魔法少女が出てくるアニメというと鬱展開になりがちで敬遠される方も少なくなさそうですが、そんな気持ちにはなりませんので安心してご視聴下さい。
他にもシャミ子の家族や別の魔法少女も面白いです。
結構丁寧に作り込まれてますので、スポンサーが付けば2期もあるかな?と期待します。
それでは、良きまぞくライフをノシ