アニメ批評その464 北斗の拳
評価:★★★(今の北斗は美化され過ぎ)
作品解説
世界的な核戦争によって文明と人々の秩序が失われ、争いが繰り返されるという最終戦争後の199X年(20世紀末)が舞台。
暴力が支配する弱肉強食の世界に現れた、伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者・ケンシロウの生き様を描くハードボイルドアクション。
1980年代の『週刊少年ジャンプ』を代表する作品の一つであり、漫画家・原哲夫と漫画原作者・武論尊の最大のヒット作にして代表作である。
初出版である連載版は『週刊少年ジャンプ』(集英社)1983年41号から1988年35号に掲載され、当時は一大ブームを巻き起こした。
内容的にはケンシロウが使う北斗神拳をはじめとした登場人物たちが様々な拳法を駆使して戦いながら織りなす宿命的な物語の他に、北斗神拳で(主に悪党の)人間の頭や胴体が破裂する描写、「ひでぶ」「あべし」「たわば」などといった断末魔の悲鳴、ケンシロウが相手に対して「お前はもう死んでいる」と死を告げる際の決め台詞や、「秘孔を突く」といった表現などが人気を博した。
連載当時の単行本は1984年から1989年まで出版されたジャンプ・コミックス全27巻。
その後も様々な出版社から、物理的な紙製の本のみならず、様々な媒体で刊行され続けている。
累計発行部数は、2018年2月時点で全世界1億部を突破している。
あらすじ
西暦199X年、地球は核の炎に包まれた。
だが、人類は死に絶えてはいなかった。国家が機能を失い、暴力がすべてを支配する世界となった核戦争後の大地で、一子相伝の暗殺拳北斗神拳の伝承者ケンシロウはかつての親友で南斗聖拳の継承者シンによって七つの疵を胸に刻まれ、将来を誓い合った許嫁のユリアを奪われる。
元は暴力を嫌う心優しい性格だったケンシロウだが、冷酷な復讐鬼となり悪党たちを容赦なく叩きのめしていく。
旅の途中で出会ったリンやバットを連れて、旅を続けるケンシロウは関東一円を支配する「KING」を束ねる因縁のシンと再会し、死闘の末に倒すがユリアは転落死を遂げたと伝えられる。
旅中で南斗六聖拳の伝承者たちと出会うケンシロウはときにかけがえのない親友として、ときに強敵として戦いを繰り広げる。
そんな中、ケンシロウを騙って暴虐の限りを尽くすジャギを皮切りにかつての伝承者候補だった3人の師兄たちの生存を知る。
中でも、ケンシロウにとってかけがえのない恩人で、真の継承者として北斗神拳を受け継ぎ、医療に役立てるはずだったトキの消息が気がかりとなっていた。
監獄都市カサンドラで囚われのトキを奪還したケンシロウだったが、トキはケンシロウとユリアを守るために被爆した影響から死を目前としていた。
やがて、長兄にしてケンシロウ最大のライバルであるラオウが拳王軍を率いて現れる。
世紀末覇王を目指すラオウは自ら力を背景として核戦争後の混乱に終止符を打とうと目論んでいた。
北斗の拳 - Wikipediaより抜粋
今更ここまで有名な作品を「どんなお話か」とかは語りません。
昭和を代表するバトルモノとだけ言っておきます。
原作の漫画は物凄い高い画力で描かれてます。
しかしアニメの方は、
ご覧のありさまです。
「え?北斗ってこんなんだっけ??」とお思いの方は、きっとパチンコかパチスロ、または劇場版やOVAを観た方のだと思います。
子供の頃からアニメ版の北斗の拳を観ていた私でさえも、パチスロで慣れてしまい久々に視聴したら「あれっ?ここまで酷かったっけ?」と思ってしまう程です。
まぁアニメ版は1984年~1988年に放送されてますので、今のアニメと比べるのが酷というものです。
しかし、
漫画では味わえない声優の名演技や、千葉繫さんの気合の入ったナレーションや次回予告が聴けるので、そういった意味ではアニメ版を観る価値はあるといえます。
古いアニメなので残念な作画で、昔のジャンプアニメにありがちな無駄な尺稼ぎはありますが、それを含めても若い人に観て頂きたいという気持ちはあります(全152話もありますけども)
北斗の拳op
超有名なOPですが、
北斗の拳2 オープニング 「TOUGH BOY」
このTOUGH BOYの方が好きな私です。
いや、好き過ぎて朝起きる時のアラームにしている位です。
北斗の拳という作品は本当に凄い名作で、名言や名場面が非常に多いので、アニメで無く漫画の方でも良いので是非ご覧になって頂きたく存じます。
可能であれば両方観て頂きたい所ですが、どうかどちらかだけでもお願い致します。
ネタバレを含む詳しい内容の記事や劇場版については、また別の記事で触れたいと思います。
それでは、良き世紀末ライフをノシ