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アニメ批評その1200 メダリスト

マイセン

評価:★★★★(フィギュアスケートに興味が無くても感動する)

概要

つるまいかだによる日本の漫画作品。

フィギュアスケートを題材にしたスポーツ漫画で『月刊アフタヌーン』(講談社)にて、2020年7月号から連載中。

話数カウントは「score○○」。

本作品は、作者の出身地でもある愛知県を舞台としており、愛知県名古屋市に所在する実在のスケートリンクが主人公の練習拠点として登場する。

2025年1月から3月までテレビ朝日系列にてテレビアニメ第1期が放送された。

また、アニメ化に合わせて江坂純によるノベライズ版の刊行も始まった。

あらすじ

アイスダンスの全日本選手権に出場経験を持つ明浦路 司は、アイスショーの就職先が決まらないでいた。

司はスケートを始めたのが高校に入ってからと極めて遅く、コーチを受けたのは20歳になってから……という異色の経歴を持っていた。

そんな折、かつてのアイスダンスのパートナー・高峰 瞳から、自身が主催するスケートクラブ『ルクス東山FSC』のコーチを打診される。

コーチになることに乗り気でなかった司だったが、そこで先日スケート場に無銭入場していた小学5年生の少女・結束 いのりと再会する。

いのりの母親は「いのりにスケートを諦めさせよう」としていたが、いのりの秘めたる才能と溢れる情熱を目の当たりにした司は「いのりを全国レベルの選手にして見せる」と宣言して、母親の反対を押し切る形でレッスンを始めることになる。

メダリスト (漫画) - Wikipediaより抜粋

スケートを始めたのが極めて遅かったコーチと、スケートでプロを目指すにしては遅すぎるといっても過言では無い少女が、オリンピックで金メダルを獲る事を目標に頑張る物語です。

◆本作が制作された経緯

本作が制作された経緯についてですが、作者がフィギュア好きだったとか詳しかったとかではありません。

原作者のつるまいかだ先生は、デレマスが大好きで特に龍崎薫がお好きだったそうです。

そして中の人である春瀬なつみさんの大ファンとなり、ここから究極の推し活が始まります。

自分の描いた漫画をアニメ化し、春瀬なつみさんに主人公役を演じて貰おう!

春瀬なつみさんはフィギュアスケートが好き

 ↓

よし、フィギュアスケートの漫画を描こう!

普通はこんな思考には至らないと思うのですが、それを実現させてしまいます。

つるま先生は本作を描く前まではフィギュアの知識は皆無で、借金をしてまでスケート教室に通い、レッスン中に腓骨と距骨の2か所を複雑骨折して手術を受けるという災難に見舞われながら、本作の連載を取り付けます。

本作がデビュー作だったつるま先生でしたが、名の有る賞をいくつも受賞し、アニメ化前から高い評価を受けます。

そしてアニメ化に漕ぎつけて、推しである春瀬なつみさんも本作のファンであり、主役の座も掴みます。


TVアニメ「メダリスト」ノンクレジットオープニング映像|米津玄師「BOW AND ARROW」

OPを歌っている米津玄師さんも本作の大ファンである事も付け加えておきます。

◆バチクソおもろい

前評判は高めで、原作者の推し活がヤバいという話も存じ上げておりましたが、まさかここまで面白いとは思ってもみませんでした。

リンクを滑るシーンの作画が非常に素晴らしく、音にまでこだわっているのがビンビンに伝わってきます。

「せやかてCGやろ?」と言われればそうなのですが、これを手書きで描くのは変態のする事です。

重要なのはCGの出来が素晴らしく、2Dとの境目が分かりにくく自然な点です。

CG=ダメという認識では、この先のアニメについて行けなくなるというか、つまらなくなってしまうので改めた方が良いと思います。

本作の凄い処は作画面だけでは無く、フィギュアの知識や興味が1ミリも無くても楽しめるという点です。

本作を通じてフィギュアの素晴らしさと過酷さを知って頂けましたら幸いです。

実は「ユーリ!!! on ICE」の記事を数年前から書いてるのですが、劇場版(いつなの?)に合わせて公開しようと思ってて出せず仕舞いな状態です。

ユーリもですが、本作の様にその競技に興味が無い方が見ても楽しめる作品は例外なく名作と言えるでしょう。

スケートを始めたのが遅すぎたコーチの回想シーンは大体夜で、これは選手として晩年を迎えていた事を表現しております。

主人公のいのりちゃんの回想シーンの多くが夕方なのは、選手として始めるにはとても遅い時間である事を表現しており、そんな二人が奇跡を起こす物語と聞いて興味が湧かない方は少ないはずです。

そしてコーチの人間性が素晴らしく「理想的な先生」とも評されております。

・まず否定から入らず褒めてから指摘する

・相手が子供でも「さん」付けで呼ぶ

・相手が子供でも直接体には触らない(布越し)

私もこんな先生から指導を受けたかったですw

コメディ的な部分でも楽しめまして、↑のシーンなどは多くの方がパロってます。

2025年冬アニメの中ではピカイチと評された本作は、2期の制作も決定しております。

フィギュアに興味が無い方も是非4話目までご視聴なさって頂ければ、本作の良さが十二分にお分かりになられるはずです。

絶対に観てね!

それでは、良きアニメライフをノシ

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