アニメ批評その1280 アン・シャーリー
名作のリメイク、という事で、語彙力がアレな私が書くのもアレなので、echoさんにおまんかせしてしまいました。
という事でレビュアーはechoさんです。

評価:★★★(令和の時代の「赤毛のアン」)
概要
『アン・シャーリー』は、L・M・モンゴメリの名作『赤毛のアン』を原作としたアンサー・スタジオ制作のテレビアニメ。
2025年4月からNHK Eテレで放送された。
1979年の世界名作劇場『赤毛のアン』、そして『こんにちは アン 〜Before Green Gables』に続く、赤毛のアンシリーズの最新アニメとして注目を集めた。
1979年の高畑勲監督による『赤毛のアン』は、原作1巻を50話で丁寧に描いたのに対し『アン・シャーリー』は『赤毛のアン』『アンの青春』『アンの愛情』の3巻を24話で凝縮。
よりコンパクトながらも、原作の魅力を損なわない構成で、現代の視聴者にも親しみやすい作品となっている。
作品のキャッチコピーは“想像すること、とめられない。”
あらすじ
カナダのプリンス・エドワード島、グリーン・ゲイブルズに住むカスバート老兄妹マリラとマシュウに、手違いで引き取られた孤児のアン・シャーリー。
戸惑いつつもアンの豊かな想像力に和まされ、家族としての絆を深めていく二人。
ライバルのギルバート・ブライスや親友ダイアナ・バーリーとの出会い、クラスメイトや村の人々との交流を通じて、アンは少女から成長していく。
赤毛やそばかすへのコンプレックスがトラブルを招くこともあるが、正義を貫き新たな絆を築くアン。
やがて大きな悲しみを乗り越え、教職を経て大学へ進学。
都会での新たな友人や恋に心ときめかせながら、ギルバートへの想いに変化が生じるのか——。
純粋で想像力溢れるアンの成長物語が、現代的で感動的に描かれる。

『赤毛のアン』は、カナダの作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した不朽の名作です。

アニメの『赤毛のアン』といえば、1979年に高畑勲監督が手がけた世界名作劇場版が有名です。
50話かけて、アンの心の動きや日常の小さな出来事を丁寧に描いた名作として、今でも多くの方に愛されています。

一方、今回の令和版アニメは『赤毛のアン』『アンの青春』『アンの愛情』の3巻分を全24話でテンポよくまとめた作品になっています。

アンの魅力といえば、なんといってもその豊かな想像力と奇抜な発想、そして予測不能な行動力にあります。

そんなアンに感化され、マリラやマシュウ、学校の友人たちが少しずつ変わっていく姿も描かれていきます。

制作はアンサースタジオが担当。
テレビアニメの経験は少ないものの『しまじろうのわお!』の劇場版など確かな実績を持つスタジオです。
作画は良く、美しい背景美術でプリンス・エドワード島の四季や緑豊かなグリーン・ゲイブルズを鮮やかに表現しています。

アンの表情や動きも滑らかで、生き生きとした魅力が伝わります。

放送当初は、高畑版と比較して批評する有識者などもいましたが、そもそも50話かけてじっくり描く世界名作劇場と、今のテンポ重視のアニメでは、目的も表現方法もまったく違います。

高畑版が子供時代のアンに焦点を当てたノスタルジックで文学的な作品なのに対し、令和版はアンの成長や自立、青春をテンポよく描いた現代的なドラマです。

そもそもターゲット層やテーマが違います。
過去作と比べて物足りないと感じる声もありましたが、24話の制約の中でアンの物語をしっかり描き切った点は高く評価できます。

アンの唯一無二のキャラクターは、他のアニメでは味わえない魅力だと思います。
原作ファンだけではなく、赤毛のアンに全く触れてこなかった方にもおススメです。
では、良きアニメライフを!