アニメ批評その1343 グノーシア

評価:★★★★(異色な人狼ゲーム)
概要
ゲーム制作サークル・プチデポットにより開発されたゲームソフト。
人狼ゲームを1人用ゲームとしてアレンジしている。
2019年6月20日にPlayStation Vita用ソフトとして配信開始され、2020年4月30日にはグラフィックス・サウンドの強化や機能追加が施されたNintendo Switch版が、さらに2022年1月23日にはSteamにおいてPC版が、2023年12月14日にPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、Xbox One、Microsoft Store(PC版)が配信開始された。
メディアミックスとして、2025年10月から2026年3月までテレビアニメが放送された。
ゲーム内容
主人公は星間航行船D.Q.O.の乗員であり、船内には「グノーシア(グノーシア汚染者)」という人間を消してしまう存在が人間のふりをして紛れ込んでいた。
乗員たちは、そのグノーシアを排除する議論を全員で行うことになる。
しかし主人公と乗員の1人であるセツは時間をループしており、グノーシア対策のための議論を繰り返しながら、ループの原因、およびループからの脱出方法を探すこととなる。
そしてループの中で見つかった手掛かりから、グノーシアとは何なのか、なぜループした先には必ずグノーシアが潜伏しているのか、そしてループを止めるためには何をするべきなのか、といった謎を解き明かしていくことになる。

一般層というかライトユーザーには伝わって無さそうでしたが、アニメ愛好家の中では傑作として評価された感があります。

本作の内容は人狼ゲームなのですが、何とループモノです。
「何度も繰り返してれば誰が狼か分かるじゃーんw」と思ったそこの貴方。

ル ー プ す る 度 に 狼 は 変 わ り ま す w

しかも参加者の数も変わりますし、

主人公の性別すら変わる時があります。

ループする度に誰が狼か推理しなくてはなりませんし、過去に自分を助けてくれた人が敵(狼)の場合もあります。
これだけ聞くとストーリーや設定が破綻している様に思われるかもですがそんな事は無く、毎回視聴者に新たな驚きを与えてくれる秀逸な作品です。

主人公が狼(グノーシア)の時もあるのですが、そこで得た経験をその後に活かしたりと確かな成長が見られ、物語がマンネリ化する事もありませんでした。
◆クォリティーが高い

戦闘シーンが少な目とはゆえ、作画クォリティーが非常に高いです。
ゲーム原作という事で「どうせ止め絵が綺麗なだけでしょ?」とか「すぐに作画が崩れるんでしょ?」とか思ってた私ですが、全然そんな事はありませんでした。

声優陣もかなり豪華です。
ユーリ - 安済知佳
セツ - 長谷川育美
SQ - 鬼頭明里
ラキオ - 七海ひろき
ジナ - 瀬戸麻沙美
ステラ / LeVi - 早見沙織
しげみち - 関智一
夕里子 - 悠木碧
コメット - 佐倉綾音
シピ - 中村悠一
ジョナス - 津田健次郎
オトメ - 花澤香菜
レムナン - 大塚剛央
沙明 - 江口拓也
ジユ(ジナの母) - 坂本真綾
全く隙の無い布陣で、本作を絶対に成功させようとする強い意志が感じられます。
ここまで有名声優だけで固めたアニメなんて、そうそうありません。
OPやEDのクォリティーも非常に高いです。
◆先が見えないのが面白い

そもそも「何故ループするのか?」という謎がありまして、それが解明された後も「どうしたらループが終わるのか?」と新たな謎が生まれます。

1クールで終わると思ってた私ですが、本作は2クールありまして、

しかも18話目では放送時間がいつもより長く、まるで最終回の様な内容だったので「これで終わりなのかな?」と多くの視聴者が騙されました。

が、本作は全21話であり「どこまで続くのか?」とか「どうやって終わるのか?」が読めない処が非常に良かったです。
◆個性豊かななキャラクター達

一部叡智な恰好をしたキャラもおりますが、

「お前なんなんw?」というキャラもおりまして、

キャラの個性はかなり強めです。

この人とか首に猫を掛けてる訳では無く、猫と一体化してますからね^^;


可愛らしい女性や、主人公に友好的だった人がグノーシアだった時のショックもかなりデカいのですが、それが良いアクセントになっていたと思います。

設定やストーリーが少し難解ではあるかもですが、ゲーム原作でここまで面白いアニメは非常に珍しく、無理に尺を伸ばしたり縮めたりせずに全21話に仕上げたのは英断だったのでは無いでしょうか。
是非皆さんもご視聴下さいませ
それでは、良きアニメライフをノシ