アニメ批評その747 ブラック★ロックシューター
評価:★★(初音ミク好きは気になりますよねぇ?)
概要
ブラック★ロックシューター(BLACK★ROCK SHOOTER、ブラックロックシューター、ぶらっくろっくしゅーたー、略称:B★RS、BRS。 正式名称は名前に★が入る)は、日本のイラストレーターhukeによってデザインされたキャラクター、およびそれを元にした楽曲・アニメーション・TVゲーム作品である。
元々はhukeが2007年12月26日にpixivや自身のブログにおいて発表していた1枚のキャラクターイラストから始まった。
注目を集めるきっかけとなったのはsupercellのryoがこのキャラクターに着想を得て音声合成ソフト「初音ミク」を用いた曲を作り、hukeが映像を付けて2008年6月13日に『初音ミクがオリジナルを歌ってくれたよ「ブラック★ロックシューター」』として動画投稿サイトニコニコ動画で発表した動画である。
ニコニコ動画上では累計の再生数が2008年末までに100万回以上を記録するなど、曲自体が多大な反響を得ると共に、キャラクターにも注目が集まるようになった。楽曲は動画と共にsupercellのデビューアルバム『supercell』にも収録され、hukeのイラストを立体化したPVC塗装済み完成品フィギュアが「1/8スケールフィギュア ブラック★ロックシューター」としてグッドスマイルカンパニーにより発売されたのを始めキャラクターの商品化も行われるようになった。
2010年にはアニメーションが公開され、2011年にはPlayStation Portable用としてゲーム化が決定、同年の8月25日に発売。
また、2011年6月に月刊ヤングエースにて、デザインやストーリーをオリジナルのものにした漫画が連載を開始する。
本作の主人公が初音ミクだと勘違いしている方も少なく無いのですが、主人公はこの黒衣 マト(cv.花澤香菜)です。
あと主要なキャラはこの小鳥遊 ヨミ(cv.沢城みゆき)
出灰 カガリ(cv.喜多村英梨)
神足 ユウ(cv.阿澄佳奈)
そしてスクールカウンセラーである納野 サヤ(cv.能登麻美子)です。
日常パートも不穏な空気を醸し出してるのですが、
唐突に謎の人物達による戦闘が始まります。
何となく「ぁあ、これは並行世界の話で主要な登場人物達に該当する方々がバトルしてるんだな?」という想像は付くのですが、割と序盤は意味不明です。
現実パート(?)の方ではこのヨミちゃんがめんどくさい子ですし、
非日常パートの方は結構エグいシーンがあったりもします。
初音ミクが登場するとか主人公がカッコよく活躍するアニメを期待していた方は、序盤の方で視聴切りしてしまうと思います。
実際初音ミクが大好きな私の友人知人達は、序盤切りした方の割合が非常に多かったです。
制作に関わったサンジゲンは本作が最初のTVアニメ作です。
この後に蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-等の名作を生みだしてイクのですが、本作のCGは今より10年も前に作られたとは思えない程の素晴らしい出来です。
戦闘シーンがとにかくカッコよくて、多少グロいシーンもあるのですが、個人的にはかなり高い評価をしております。
ですが、物語の空気が常に暗く重苦しいのと、設定が非常にわかりずらい点がマイナスです。
現実パートでは好きになれるキャラがいなそうな点も宜しくありません。
◆OVAの話
当レビューはTV版なのですが、本作のOVA版もあります。
TV版が全8話なのに対し、OVA版は50分の1本のみです。
TV版に比べると大分物足りない内容となっておりますので、観るならTV版がオススメですが、作品を楽しむのが目的では無く作風を何となく知りたいという方は短時間で視聴出来るOVA版の方が良いかもしれません。
◆続編がある?
現在続編らしきモノが放送中です。
主人公の声優が変わってますし、前作との繋がりがあるのかどうかもわかっていない私です^^;
アニメは人気作とは言えませんでしたが「ブラック★ロックシューター」というコンテンツ自体の人気が高いから制作されたと勝手に解釈してます。
◆総評
CGを用いたバトルアニメが好きな方にはオススメ出来そうな気がしますが、初音ミク目当ての方にはあまりオススメ出来ません。
個人的に好きな作品ではあるのですが、かなり人を選ぶ作品という事で評価はは★2です。
それでは、良きアニメライフをノシ