アニメ批評その1044　魔法少女にあこがれて

2024/05/06 16:00

評価：★★★(大人のプリキュア)

概要
小野中彰大による日本の漫画。公式略称は『まほあこ』。
『まんがライフSTORIA』（竹書房）のVol.34（2019年1月30日発売）に読み切りが掲載され、Vol.35より連載化。
その後、同誌の休刊に伴い、これまでも既存エピソードの再掲載のあった同社のウェブコミック配信サイト『ストーリアダッシュ』に2019年9月20日から移籍しWEB漫画として連載中。
ある日突然、悪の組織の女幹部となってしまった少女を描くコメディ作品である。
2024年1月から3月までテレビアニメが放送された。

あらすじ
魔法少女に憧れを抱く中学生の柊うてなは、ある日突然、謎のマスコットヴェナリータから悪の組織（エノルミータ）の女幹部の力を与えられる。
当初はヴェナリータの脅しで不本意ながら花菱はるか / マジアマゼンタらの魔法少女チームトレスマジアと対峙するうてなだったが、戦いの中で傷つき苦しむ彼女たちの姿に、心なしか気持ちの昂りを覚える。
ヴェナリータに目をつけられたのは、うてなが自覚していなかったサディストの本性を見抜かれていたからだった。
自分の嗜好を認め始めたうてなは、悪の組織のマジアベーゼとして魔法少女を苦しめて楽しむために戦うようになる。

魔法少女にあこがれて - Wikipediaより抜粋

主人公の柊うてなちゃんは魔法少女に憧れる中学生です。

そんなうてなちゃんでしたが、キュゥべえみたいなスカウトに弱みを握られ、半強制的に悪の組織の女幹部にされてしまいます。

嫌々女幹部になったうてなちゃんですが、意外とノリノリです。
きっとどんな形であれ、魔法少女達とコンタクトが取れるのが嬉しかったのでしょう。
微笑ましいですね＾＾

私が事前に仕入れていた情報では「プリキュアみたいな作品」と聞いてましたので「ヘッポコな主人公が魔法少女にボコされるコメディー作品なんだな？」という認識で視聴に臨みました。

早速魔法少女が登場です。
ピンク色の髪の毛の子は前田佳織里さんが演じておりますので、きっと健全なアニメに違いありません。

凛々しい魔法少女が悪に鉄槌を！

鉄槌を・・・

（　＾ω＾）・・・

おや？

( ﾟДﾟ)

全然プリキュアじゃないやんけｗ

魔法少女グッズを収集するほど憧れていたうてなちゃんの変貌っぷりに驚いたのは私だけでは無く、多くの海外のアニメファンも大層驚かれた様です。

「何て酷いアニメなんだ(いいぞもっとヤレ！)」
「ここまで酷いアニメを観た事が無い(最高だ！)」
「これは家族には見せられ無い(一人で楽しもう！)」

自分がドSである事を自覚したうてなちゃんの無双が始まります。

魔法少女をボコボコのヌチョヌチョにするだけでは飽き足らず、

同じ組織の人間でも喧嘩を売ってくる子がいたら、

愛人にします。

そして仲間を増やします。

先輩幹部にアヤを付けられたら、

わからせます。

そして更に仲間を増やします。
この様に快進撃を続けるうてなちゃんですが、魔法少女だってヤレれっぱなしではありません。

一生懸命修行をして、

新技を体得します。

とても凛々しいお姿にワタクシ感動しました。

が、ダメです。

結局わからされてしまいます。

特にこの緑髪の子は完全に堕ちてしまった感があり、味方の足を引っ張る事しか出来なくなってしまいます。

ピンク髪の子も一線を越えたプレイをしてしまい、もう取返しが付きません。

黄色髪の子は比較的頑張ってる方なのですが、2期があれば即堕ちしそうな気がしますｗ

◆謎の光

度々入る謎の光ですが、本作は一部音声が無音になる時があります。

《TV放送Ver.》 … 映像の規制、音声の修正がある。
《あこがれVer.》 … 一部映像の規制が解除されている。
《超あこがれVer.》 … 映像、音声ともに修正がない。

私は《あこがれVer.》で視聴させて頂きました＾＾

◆熱いシーンもある

コメディー色が強い叡智なアニメではありますが、一部の戦闘シーンが胸熱です。

こういったシーンが無かったら「叡智なだけなので★2です」となっていたのですが、ありそうで無かった作風と熱いシーンがあるという事で評価は★3とさせて頂きます。

◆覇権アニメ

2024年の冬アニメの中では円盤売上がダントツの8000枚オーバーだった事を皆さんはご存じでしょうか？
※同時期に発売した中ではガルパンの方が上ですが、あれば劇場版なので冬アニメにはカウントされません。
確かに円盤の方は無修正なので有利に見えるかもしれませんが、この手のアニメでここまで売れる事は稀なので、本作をただの叡智アニメだと思わない方が良いです。