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アニメ批評その1101 君は彼方

評価:★(有名作のイイとこ取りで失敗してるとかw)

概要

2020年11月27日に公開された日本の長編アニメーション映画。

池袋を舞台に、幼なじみとの喧嘩から仲直りしようと交通事故に遭った少女が、舞い降りた不思議な世界から元の世界に戻ろうと冒険を繰り広げるファンタジー作品。

監督・原作・脚本は瀬名快伸、アニメーション制作はデジタルネットワークアニメーション。

主人公の声は本作がアニメ作品初主演となる松本穂香が務める他、幼なじみの声を務めるのは、本作が声優初挑戦となる瀬戸利樹。

あらすじ

宮益澪は幼馴染の鬼司如新の事が気になっているが、気持ちを伝えられず、新と微妙な関係を続けていた。

ある日、澪の友人の些細な言葉をきっかけに、澪は新と喧嘩をしてしまう。

澪は何とか仲直りをしようと雨の中を新の元へ向かう途中、交通事故に遭ってしまう。

意識を取り戻した澪が目を開けると、そこには見たこともない不思議な世界が広がっていた。

君は彼方 - Wikipediaより抜粋

本作は公開前の段階で「君の名は。のパクりっぽい感じ?」などと言われておりましたが、そんな生易しいモノではありませんでした。
なんと…

天気の子

ペンギン・ハイウェイ

アナ雪と、人気作のいいとこ取りの作品でした。
別に何から何までオリジナルで作るのが良いとは思いませんし「君の名は。」だって別作品のオマージュだか参考にしただかで、完全なオリジナルでは無いそうです。
それにしてもオリジナルを超える事無く、監督が「僕が好きなアニメのシーンをふんだんに詰め込みました!」みたいな馬鹿みたいなつくりとなっているのが問題視されてます。

そういった前知識無しで視聴したとしても、主人公を含めた主要な役が素人というか芸能人が演じてるので、イモ演技にヤバさを感じてしまいます。

一応プロのちゃんとした声優もいるのですが、半数くらいが芸能人です。
劇場版のオリジナルアニメあるあるですが、クソみたいなストーリーに劇場版にしてはショボく感じてしまう作画に加えてだとかなりきつく感じます。

素人が演じている主人公の澪ちゃんですが、作画のせいかなんというか全然可愛く見えません。
中身も知力も体力も低い人よりも能力的に劣っているにも関わらず、努力する事が嫌いなダメ人間です。

このダメ人間が異世界を冒険する事になるのですが、これが本当に面白くありません。

異世界に行っても全然成長出来ず、周りの人間というかクリーチャーに助けられながらダメさを視聴者に見せつけてイクスタイルです。

もうネタバレしちゃいますけども、澪ちゃんの思い人が実は霊能力みたいなのがあって助けにきてくれるみたいな展開になるのですが、有名作をパクり捲った上にこんな小学生でも考えられそうな設定を劇場アニメで公開するとかちょっと信じられません。

あとテンポの悪さも凄過ぎで、問題を乗り越えたかと思いきや全然そんな事は無い!みたいな展開が連続し、本当にイライラさせられます。
他にも本作の見せ場(笑)となる澪ちゃんが突然歌い出すシーンも、クソダサ過ぎてキツかったです。

これだけ有名作をパクり倒した作品なのに、当の監督は「あまり影響を受けない様に有名な作品はあえて見ない様にしてます」みたいなコメントをしており、物凄い勢いでツッコまれてたのはいい思い出ですw

評価は★1ですが「こんなクソみたいなのでも劇場公開出来ちゃうんだw」というのを体感したい方は是非ご覧になって下さい。
クソアニメを観たくは無いけど評価は気になるという方は「君は彼方」をyoutubeで検索すれば酷評のレビューが数えきれない程出て来るので、そちらをご参照下さい。
「金(製作費)をドブに捨てた」
「出演した声優にとっては黒歴史」
「小学生でも書けそうなシナリオ」
散々な評価を受けておりますが、本当に酷いので1ミリも擁護出来ません。
精力的に活動されていた瀬名快伸監督ですが、本作の公開後は主だった実績が皆無なのはお察しですね…
本作のwikiの内容の薄さが全てを物語ってる様な気がします。
それでは、良きアニメライフをノシ

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