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アニメ批評その1066 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

評価:★★(作画のショボさが勿体ない)

概要

天壱による日本のライトノベル。イラストは鈴ノ助が担当している。

2018年8月31日、小説投稿サイト「小説家になろう」×一迅社アイリス編集部「第1回アイリスNEOファンタジー大賞」にて金賞を受賞。

また、アイリスNEO(一迅社)より2019年6月から書籍化されている。2022年1月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は80万部を突破している。

また2023年7月から9月までテレビアニメが放送された。

あらすじ

乙女ゲームの世界に転生していることに気づいたプライド第一王女。

ゲームの通りなら、十年後には悲劇を引き起こす最強外道ラスボスへと成り果ててしまうはず。

特殊能力者が生まれる国フリージア王国において、8歳で王位継承の証となる予知能力を目覚めさせたことにより第一王位継承者となったプライドは、持てる権力とチート的な能力で、起こりうる悲劇から人々を救っていく。

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 - Wikipediaより抜粋

異世界転生モノですが、最近は「乙女ゲームの世界に転生」とか「悪役令嬢」といった作品が増えましたね。

本作も舞台は乙女ゲームの世界で、悪役王女として転生します。

強大な権力とチート能力を良い事に使おうとする主人公ですが、

難問を次々に解決してゆき、周りからも慕われる王女に成長します。
設定はよくあるモノなので分かりやすく、ストーリーも悪くは無いのですが、何というか微妙に感じてしまったのは私だけでは無いはずです。

超絶優秀な王女様は戦闘力もバグってて、

部下のために単身敵陣に乗り込み無双します。
この時だけでももうちょっと作画面で努力して欲しい処だったのですが・・・

こう見ると「別に作画は悪くなくね?」と思われるかもですが、見せ場が王女様の無双シーンなので高い作画力が求められてしまいます。

優秀過ぎる王女ですが、何というか遊びがありません。
一応可愛らしいシーンもあるのですが、可愛い要素と面白要素が足りないというか全然感じられませんでした。

某野猿の様にポンコツだと面白いシーンが作りやすいのですが、余りにも優秀過ぎるとそうも行かず、見どころが先に述べた様にバトルシーンのみとなってしまいます。

それと問題を全て解決し、どう見ても順調に思える王女様の日常ですが、当の本人はいつも「私、悪い奴になってしまったらどうしよう」的な事ばかり考えていて、シリアスになる必要が無さそうなシーンでも気分が沈んでる事が多いので、観てるコチラのテンションも下がってしまいます。
制作会社のOLM Team Yoshiokaは多くの有名アニメを手掛けてきた会社ですが、本作に至っては低予算で制作されたと推察します。
無難な仕上がりにはなってるのですが、出来ればキャラデザも原作のモノからガラっと変えて、バトルシーンも頑張って欲しかったです。

TVアニメ『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』ノンクレジットオープニング映像|月詠み「救世主」
OPの「曲」はかなり好評でした。
まぁアニメーションを観れば「ぁあ、低カロリーだな」とお分かりになる事でしょう。
予算を掛けて良いモノを作れば必ず売れるという訳では無いので、視聴者の期待度に見合った予算でそれなりのモノを作ればええやろ?というヤリ方が無難だというのも分かるのですが、私は凄く勿体無いなぁと感じてしまいました。
オススメ出来るほど面白いアニメでは無いのですが、この「勿体ないな」という気持ちを多くの方に共有して欲しいので、気が向いたらご視聴なさってみて下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ

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