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アニメ批評その1035 幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-

評価:★(ラブライブに興味なければ観なくて良い)

概要

「ラブライブ!シリーズ」第2作「ラブライブ!サンシャイン!!」の公式スピンオフ作品。

略称は「幻ヨハ」。

キャッチコピーは、

「みんなが知ってるあの子の、みんなが知らない物語――。」


『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台である沼津市とよく似た異世界「ヌマヅ」を舞台としたファンタジー作品。

主人公のヨハネをはじめ『ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラクターをモチーフにしているがスクールアイドルの要素はなく、それぞれ設定が異なる別人として扱われている。

また、主人公が異なるためキャラクター順もAqoursの公式順とは異なる。

「スクールアイドル」を主題としないスピンオフ作品であるため、シリーズ史上初めて「ラブライブ!」をタイトルに冠さない作品となっている。

あらすじ

海の潮騒と森の囁きに囲まれた“ヌマヅ”で育った少女・ヨハネは小さな町に馴染めない日々を送っていた。

そんな日々に嫌気が差したヨハネは「トカイでビッグになる」と言う目標を元に“トカイ”を目指すことになった。

しかし夢破れ、故郷に戻り、そこで彼女は種族も年齢も全く異なる人々と知り合うことに。

幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR- - Wikipediaより抜粋

沼津市で町おこし的な事をヤってると聞いて、本作のアニメ化を知りました。
一時期は凄い盛り上がりを見せたラブライブ!ですが、現在は苦境に立たされている事くらいは存じ上げております。
ラブライブ!に対しては特に好きとか嫌いという感情は無いのですが、アニメが関わる町おこしは全て成功して欲しいと思ってますので、そういった期待を込めて視聴させて頂きました。

制作はサンライズなので、作画は良かったと思います。

問題はそれ以外の全てです。
架空の街であるヌマヅが舞台なので、沼津の面影を感じる事が出来ない・・・
というか、ファンタジーな世界観と街並みなのでそれは難しかったのでしょうが、町おこしを兼ねたアニメなのであればもう少しどうにかならなかったのかと^^;
登場人物の中には人間じゃ無くなってる方もいらっしゃいますし、

人語を話す動物も登場します。
アイマスの例もありますが、元の設定や世界観と大きく異なるアニメは成功する事がほぼほぼ無いので、割と序盤の方で不安な気持ちにさせられました。

( ^ω^)・・・
ラブライブ!がお好きな方であれば喜ぶシーンなのかもしれませんし、笑い処なのかもしれませんが、私の様に特別な思い入れが無い人間からするとダサ過ぎてドン引きです。

そして歌唱シーンです。
一番の見どころだとは思うのですが、突然歌い出す系に対して抵抗感のある方は少なくはありません。
領域展開されたかの様な歌唱シーンは「実際は違うけどイメージなのでツッコミは無しで」という前提があるのですが、ニコ動のコメ欄でも戸惑いの声が強かった気がします。
敵との戦闘中に歌い出すシーンもあるのですが、個人的にはここが一番アカンと感じました。
シンフォギアであれば歌いながら戦うのは日常茶飯事なのですが、この「歌いながら戦う」というのが見せ場なのです。

戦闘中に歌う訳ですから上手く歌えないのは当たり前で、苦しそうに歌ったり、少し音程が外れたりするのが臨場感があって良いのです。

本作にはそれが無く、余裕綽々で歌ってますし、何なら歌は流れてるけど本人は歌って無いという舐めプっぷりです。
ラブライバーの皆さんはどうだか分かりませんが、一般人からするとかなり厳しい評価となってしまいそうです。

一応本作の評判について調査してみましたが、アニメのレビューサイトではかなり厳しい評価を受けておりました。
一部のファンからは高評価を受けておりましたが、それを含めてもクソみたいな低い得点数でしたので、私の感覚に間違いは無かった様です。

検索上位に出て来る記事ですが、要約すると「アニメの内容はクソでもアニメ化した事に異議がある」と読み取れました。
ラブライブに対して強い愛をお持ちでありながらも、冷静な分析力を感じさせる良記事でした。
確かにアニメ化による話題性というのは非常に重要で、コンテンツの継続や発展に希望を見出せる要因の一つになると思います。

しかし、アニメの制作はとてもお金の掛かる事業です。
本作は30分枠の全13話ですが、作画レベルも高めだった事から製作費は2億円では全然足らないはずです。
ラブライブ系のソシャゲは複数タイトルがありますがどれも売上は低調で、本作の制作費をペイ出来るのはいつになるか分かりません。
CDやグッツ、これから発売されるコンシューマーゲームで売上を上げられる可能性はありますが、そこで回収出来ないといよいよ窮地に立たされるそうです。

◆まとめ

今後のコンテンツの発展を鑑みれば本作の制作意義は十分にあったのかもしれませんが、ファンの方は既にご視聴されているはずです。
それ以外のラブライブ!に強い興味が無い方々に向けてはどうなんだ?という話になりますと「ラブライブに興味なければ観なくて良い」となります。
本作に限らずアイドルモノについては全体的に厳しい状況になっており、これについても色々語りたかったのですが、アニメの批評からは外れた話になりますので割愛させて頂きます。
最初に申し上げた通りラブライブ!には特にいい想いも悪い想いも無いのですが、町おこしの部分に関しては成功をお祈りしております。
それでは、良きアニメライフをノシ

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