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アニメ批評その1061 海賊王女

国家が黙認する娼婦・男娼の島<シャングリラ>
私、気になります!
レビュアーは水曜日担当の満点パパ、echoさんです。

評価:★★(作画やキャラクター魅力は高いけど、最後にグダったオリジナルアニメ)

概要

海賊王女は、Production I.Gによる日本のテレビアニメ作品。

2021年8月より北米で配信された後、日本ではTOKYO MXほかにて放送された。

「18世紀」「王女」「侍」「海賊」をそれぞれテーマとしたオリジナルテレビアニメ作品。

共同製作としてアダルトスイムと米国クランチロールのスタッフ数名がプロデューサーとしてクレジットされている。

あらすじ

18世紀、大西洋。

父と船旅へ出ていたフェナ・ハウトマンは海賊に襲われ、たった一人小型ボートで漂流し、命をつなぎ留める。

フェナが漂着したのは、国家が黙認する娼婦・男娼の島<シャングリラ>だった。

10年後──。
雪のような肌と白銀に光る髪を持ち、美しく成長したフェナは、初めての“仕事”を目前に控えていた。
だが、それを受け入れることはできず、幾度となく想像してきた島からの脱出を決心する。
迫りくる追っ手に絶体絶命のフェナは、真っ赤な鎧に鹿の角の兜をまとった青年・雪丸に救われる。
雪丸は、フェナを「見つけ出す」と約束した少年だった。
そして2人の“再会”は、フェナ自身に眠っていた言葉<エデン>を呼び起こす。
炎に包まれ、沈みゆく船。
「必ず俺が見つけ出す!」と約束した少年。
そして最愛の父が叫んだ、あの言葉──。
「<エデン>に向かえ!」
フェナはその真意を知るべく、雪丸たちと共に<エデン>の謎を解く船旅へ出る。

中世の地中海でサムライが活躍する冒険ファンタジーです。

主人公のフェナは孤島の娼館に囚われている金髪の美少女で、娼館から逃げ出す機会を狙っています。

この主人公のフェナ、見た目こそ深窓の令嬢といった雰囲気のある美少女なのですが、中身はじゃじゃ馬でコミカルな動きをするコメディ担当だったりします。

そんなフェナを助けに来るのが謎のサムライ集団です。(ここ地中海だよね…?)

その代表格が今作のヒーロー雪丸です。
剣の達人で実はフェナの幼馴染だったりします(フェナはすっかり忘れてましたが)

そんなフェナとサムライ達が冒険をしながら財宝を探すというストーリーになっています。
アクション作画が意外と本格派で、首を切ったり、血しぶきが飛んだりとグロ描写もあり派手でカッコよく、登場キャラクターのキャラ付けも良くて、序盤は名作になるんじゃないかと期待したんですが…。

後半の展開は詰め込み過ぎた事もありますし、段々とオカルトチックな超展開が増えてきて、視聴者をおいてきぼりにしたまま終わってしまいました。

作画は最後まで良かったのですが、設定とストーリーが練りきれてない感じが出ていて惜しい作品だったなと思います。
海外受けを意識した変な設定も多かったですし、物足りない感じは否めないですが、変にシリアスで重くなったりしないですし、1クールでサクッと見られるアクション多めの作品が見たい人には良いと思います。
では、良きアニメライフを!

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