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アニメ批評その1017 封神演義

評価:★(2度に渡る大敗)

概要

集英社『週刊少年ジャンプ』に1996年28号から2000年47号まで連載された藤崎竜による漫画作品。

原作は安能務訳『封神演義』(講談社文庫)。

2017年8月時点で累計発行部数は2200万部を記録している。

封神演義 (漫画) - Wikipediaより抜粋

原作は藤崎竜先生の人気漫画で、巻数も全23巻と特別多い訳ではありませんでした。
普通にアニメ化すれば良かったはずが、2クールで収められる様にストーリーが大幅に改変され、ほぼ別作品となってしまいました。
アニメは「仙界伝 封神演義」というタイトルなので「仙人同士の争いがメインなのだろう」と思わせておいて、人間界のいざこざがメインだったりします。
殷王家の悲劇について丁寧に描かれてはいるのですが、本作の見どころは仙界側の宝貝戦争です。
そこを全カットという思い切った事をしたために、ファンの期待を大きく裏切る結果となってしまいました。

作画に関しても絶望的で、仮にストーリーが良かったとしても失敗していたと思います。

◆覇穹 封神演義

失敗アニメから18年の月日が経った後に、封神演義は再度アニメ化します。

「今更封神演義?」

「流石に今度はちゃんとしてるのだろう?」

「もう名作を汚さないで欲しい」

ファンの声は大体こんな感じだったと記憶しておりますが・・・

再度我々を絶望のどん底に堕としてきました。

唯一褒めるべき点があるとしたら作画が良くなった点です。
それ以外は全てクソでした。
原作の中盤にあたる「仙界大戦」を中心としたストーリーだったのですが、原作の前半を大幅にカットした事により原作未読勢の方は置いてけぼりとなってしまいます。
それでは原作ファンは納得したのか?というと、重要キャラがカットされたせいでシナリオが破綻してしまい、誰も納得させる事が出来ない駄作が生み出されてしまいました。

全23話だったのですが総集編を2回挟み、伏線をほぼ回収出来ないまま終わるという・・・
原作が完結してから18年も経ってますし、前回の失敗も踏まえて4クールくらい使って再アニメ化するべきだったはずです。
何故こんなどうしようも無いクソが産み落とされたのかが謎過ぎます。
制作会社はゆるキャン△を制作したC-Stationで、問題はそこでは無かったと思います。
脚本が悪いといえばそうなのですが、集英社側から「2クールで完結させろ」という指示だったと思うので、何故そんな無茶ぶりをしたのかが理解不能です。
かつて名作と呼ばれた封神演義は、クソアニメの象徴となってしまいました。
こんな悲劇が繰り返されない事を切に願います。
それでは、良きアニメライフをノシ

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