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アニメ批評その987 推しの子

評価:★★★★★(ゲッターロボは出てきません)

概要

赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による日本の漫画作品。

『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、2020年21号より連載中。

原作担当の赤坂にとって4作目、作画担当の横槍にとって6作目となる連載作品であり、赤坂は『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』連載中に本作を始めており、異例の2作品同時週刊連載となった。


主人公の青年が死後に前世の記憶を持ったまま、推していたアイドルの子供に生まれ変わる「転生もの」。

ファンタジー設定でありながら、サスペンス要素や現代社会を投影した展開、芸能界の闇へ切り込むリアルさが本作の特徴である。

あらすじ

田舎の産婦人科医ゴローは、自分に懐いていた患者で、12歳の若さで亡くなった少女さりなの影響によりアイドルオタクになっていた。

そんな彼の元に、活動休止中の彼の推しアイドル・星野アイが双子を妊娠した状態で現れる。

子供を産むこともアイドル活動も諦めないというアイに改めて魅力を感じ、彼女の内密出産を全力で応援することにしたゴローは、彼女の主治医としてつきそう。

しかし、アイの出産日に、ゴローはアイのストーカーのリョースケによって殺される。

ゴローはアイの子供、星野愛久愛海(アクア)として生まれ変わる。

アクアの双子の妹である星野瑠美衣(ルビー)は、さりなが生まれ変わった姿だった。

2人は互いに生まれ変わる前の記憶を持っていることを知るが、自分たちがかつての医者と患者の関係であったことまでは気づかない。

そのまま2人は、出産したことを隠しつつアイドル活動を再開したアイを応援しながら、アイのもとで成長していく。

【推しの子】 - Wikipediaより抜粋

本作をまだ視聴なさっていない方に対しては「黙って今すぐ観ろ!」です。
「絵柄が好みでは無い」とか「どうせラブコメなんでしょ?興味無いし」とか言わずに観るのです。
本作は「転生」というファンタジー設定でありながらリアル指向でもあり、ラブコメとコメディーとサスペンスが合わさった傑作です。
ここまで色んな要素をごちゃ混ぜにして成功した作品は過去に前例がありません。
これを観ずしてアニメは語れないというほどの作品で、好き嫌いしている場合じゃねーぞ?というレベルです。
ガンダムを観た事無い方がロボアニメについて語り出したらイラっとするのと同じで、本作を観ずしてアニメは語れなくなりました。

◆原作越え

原作者はかぐや様でお馴染みの赤坂アカ先生で、

作画はクズの本懐などで有名な横槍メンゴ先生です。
このコンビで制作された漫画が面白く無い訳が無く、私は原作を全話読んでおります。
アニメ化に際し色々と難しい部分があるけどどう表現するのかな?と心配はしていたのですが、

第一話の放送時間が何と80分超です。
余程の自信が無いと出来ない事だと思いますが、この1話目で視聴者の心をガッチリ掴んだ感があります。
ネタバレは極力さけたいので具体的なシーンは挙げませんが、原作者が絶賛した原作越えのシーンなどもあり、元々の傑作を大傑作にまで高めたのが本作となります。

◆魅力的なキャラ達

ただのイケメンでは無い転生した影のある主人公(アクア)と、

同じく転生者である妹ちゃん(ルビー)です。
生前は病気のためまともな生活が遅れなかった彼女でしたが、転生し健康的かつ素晴らしい容姿を手に入れたため、憧れのアイドルを目指します。
本作ではアクアの活躍が目立ちましたが、2期以降ではルビーが躍動するはずなのですが、

既に2期も決定しておりまして、原作ストックは3期分以上あるので大丈夫です。
主人公達が魅力的な本作ではありますが、

脇役達の魅力も凄いモノがあります。
回を増す事に「今週は〇〇が凄かったー!」「△△推しになったー!」となる本作ですが、

絶望的な状況からでも「この子すげぇ!!」ってなるのは原作の良さを最大限以上に発揮した恐るべき動画工房の手腕によるモノです。

◆闇が深そうなシーン多数

サスペンス色が強い本作ですが、闇深なシーンも満載です。
サスペンス要素のあるアニメは大体駄作という中で、本作は数少ない成功例でもあります。
「暗い感じのアニメは好みで無い」という方もご安心下さい。
本作はコメディー要素も強めです。

◆コメディー要素について

赤坂先生の笑いのセンスはかぐや様で立証済ですが、本作においてもそれが遺憾なく発揮されてます。

シリアスなシーンの後に面白シーンが来たりするので、笑いとシリアスのジェットコースターを体感している様な錯覚を覚えます。
視聴者にウケたネタに対して公式が燃料を投下する事もあり、それがより一層人気を引き上げた一因にもなっております。

◆OPとEDが凄い


【推しの子】ノンクレジットオープニング|YOASOBI「アイドル」
OPのインパクトが非常に強いのですが、これが出オチとかで無いのが本当に凄い点です。
本編を視聴し回が進むごとにOPの秀逸さに改めて驚かされる事となります。
ゲッターロボは出てきません。

【推しの子】ノンクレジットエンディング|女王蜂「メフィスト」
そしてEDの入り方が秀逸を通り越して、過去最高の作品だと思います。
これを超える秀逸なEDへの入り方がありましたら、教えて欲しいくらいです。

◆勘違いしないで下さい

本作の評価は★5と最高得点を付けている私ですが、個人的な好き嫌いで言えば★4といった処です。
当記事の★数は私の好き嫌いは全く考慮せず、純粋なオススメ度となっております。
私の好みでいえば、オーバーロードやチェーンソーマンとかが狂おしい程好きなのですが、レビュー記事では共に★4評価です。
私が本作を★5にしてまで推す理由ですが、最初に書いた通り「転生」というファンタジー設定でありながらリアル指向でもあり、ラブコメとコメディーとサスペンスが合わさった大傑作だからです。
これだけ複雑に様々な要素が混ざっているのに、分かり難さは全然無いし、全方面において高い水準に達しているアニメが過去に無かったからです。
今後アニメを語る上で本作との比較が必須となり、一つの基準となる作品なので「これを観ずしてアニメを語るな」という話になってきます。
OPの出来もEDへの入り方も秀逸過ぎますし、戦闘シーンが無いとか以外は全てにおいて完璧に近いのでは無いかと思う次第です。

アイドルに興味が無い
ラブコメが嫌い
バトルシーンが無いアニメは観ない
絵柄が好きでは無い
視聴しない理由は人それぞれで、絶対に観なくては駄目!という事はありません。
しかしSNS上で少しでもアニメについて語りたければ本作の視聴は必要不可欠であり、それをしない方は、まどマギを観ていないのに魔法少女について語る残念な奴と同じ様な扱いをさせて頂きます。

過ぎた逆張りはみっともないのでヤメた方がいいです。
マジでアニメ好きを自称するなら絶対の絶対、このアニメを観ておいた方がいいと言っておきますね。
それでは、良きアニメライフをノシ

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