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アニメ批評その999 プリンセス・プリンシパル

今回は記念すべき999回目のアニメレビュー記事です。
一応999回目に出す予定の記事は用意していたのですが、キリ番を独占するのは良く無いなぁと思いechoさんに執筆をお願いしました。
キリ番回という事で、高評価のレビューとなります。

評価:★★★★(スパイアクションの決定版・優秀なエンタメ作品)

概要

プリンセス・プリンシパルは、Studio 3Hz・アクタス共同制作によるオリジナルテレビアニメ。

2017年7月からTOKYO MXほかにて放送された。略称は「プリプリ」。

19世紀末、東西に分断された架空のロンドンを舞台に繰り広げられる、女子高生たちのスパイアクションを描いたスチームパンク作品。

続編が全6章の劇場版として制作されている。タイトルは『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』。

あらすじ

東西に分裂したロンドンで繰り広げられる、少女たちのスパイアクション!

舞台は19世紀末、巨大な壁で東西に分断されたアルビオン王国の首都ロンドン。

伝統と格式ある名門、クイーンズ・メイフェア校には、5人の少女たちが在籍していた。

彼女たちは女子高校生を隠れ蓑に、スパイ活動を展開。

変装、諜報、潜入、カーチェイス……。

少女たちはそれぞれの能力を活かし、影の世界を飛び回る。

「私たちは何?」

「スパイ。嘘をつく生き物だ」

架空のロンドンを舞台に、スチームパンクな世界観で繰り広げられるスパイアクションアニメです。
意外と知名度が低く隠れた名作扱いされる作品ですが、監督は「東京マグニチュード8.0」「ばらかもん」の橘正紀監督、ストーリー構成は「コードギアス 反逆のルルーシュ」「機動戦士ガンダム水星の魔女」の大河内一楼さん、音楽は「魔法少女まどか☆マギカ」「ソードアート・オンライン」「鬼滅の刃」の梶浦由記さんと実は豪華スタッフだったりします。

キャラクターが可愛く、全員学生(1人年齢をごまかしているのがいますがw)なので、ちょっと塩梅を間違えるとスパイごっこをしているだけのキャラ萌えアニメになってしまいそうですが、この作品はストーリーや世界観がしっかりしているので期待通りの物が見られると思います(某スパイ教室でがっかりした人も大丈夫ですw)

舞台は、東西に分断されているロンドンなのでファンタジーな世界ではあるのですが、世界観の設定が秀逸でシビアで重い話もあったりと緊張感のあるストーリーです。

逆にハードボイルドでリアル志向のスパイ物だと画面が暗く地味な展開になりがちで、それはそれで面白いと思うのですが、今作はスチームパンクでちょっとしたSF要素も入っていますし、アクションシーンもバリバリ動くので地味で退屈ということもありません。

とにかくエンターテイメント作品としてのバランスが良くて、色々と考察しながら見ても楽しいですし、頭を空っぽにして見ても楽しめる絶妙なラインのエンタメ作品で、誰にでも楽しめる作りになっていると思います。

また、ストーリーのテーマとして『嘘』が主軸にあるので、誰がどんな嘘をついてるのか?誰かが裏切るのか?と先の読めない展開が魅力で、そんな嘘だらけの世界だからこそ主人公たち5人がどのように信頼を築いてチームになっていくかというのも熱いところです。
5人の主人公チームがそろって良いキャラクターをしてるので、掛け合いだけでも楽しいんですよねぇ。

いつも嘘をついていてつかみどころのない主人公のアンジュにも、物語全体にかかわる大きな嘘も隠されていて後半の展開は驚かされました。
テレビアニメは時系列がシャッフルされているので最初はちょっと面食らうかもしれませんが、1話から見ても分かるように出来ているので放送順に見てもらえば大丈夫です。

テレビアニメの続編として、劇場版6部作が3章まで公開されました。
テレビアニメ版が気に入った方はまだまだ楽しめるコンテンツになっていますので、是非見て頂きたい作品です。

可愛いキャラクター達が嘘にまみれた世界で繰り広げられるハードなスパイアクションと騙し合い、そんなエンタメ作品が見たい方におススメです。
では、良きアニメライフを!

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