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アニメ批評その1049 実は俺、最強でした?

評価:★★★(なろう系の良いお手本)

概要

澄守彩による日本のライトノベル作品。

「小説家になろう」にて2018年9月1日より連載されており、2019年5月31日からはKラノベブックス(講談社)より刊行されている。

イラストは高橋愛。

書籍化の際には大幅な加筆が行われている。

原作イラストレーターの高橋愛によるコミカライズが『水曜日のシリウス』(同社)にて約2ヶ月前の2019年4月3日より連載中。

2022年9月の時点でシリーズ累計発行部数が約138万部を突破している。

2023年7月から10月までテレビアニメが放送された。

あらすじ

虐めが原因で引きこもりとなっていた主人公は女神に魔法レベル四桁にも及ぶチート魔力を与えられ、王子ラインハルト・オルテアスとして魔法のある世界に転生することとなった。

しかし魔力を測定する水晶が二桁しか表示されないせいで最大魔法レベルが2、また属性を持たず結界魔法しか使えないため、王と王妃の判断で死産だったということにされ森の中へ捨てられてしまった。

森の中では自分を襲うフレイムフェンリルを結界魔法で倒し、かつて人間に倒された魔王の生まれ変わりと誤解された結果、フレイと名付け主従関係を結ぶことになった。

その直後、捨てられたラインハルトを救うべく現れたゴルド・ゼンフィス辺境伯にフレイと共に拾われ、辺境伯の長男ハルト・ゼンフィスとして異世界を生きることとなった。

実は俺、最強でした? - Wikipediaより抜粋

どんなに多くても魔力レベルは二桁の世界に、魔力レベル四桁の力を持って異世界転生を果たした主人公ですが、

魔力を測定する水晶が二桁しか表示されないせいで「魔力2?こんな子はいらない!」と捨てられてしまいます。

森で力のあるモンスターを従者にし、そのモンスターが女体化し、優しい人に助けられて貴族となると。

そして可愛らしい義妹とちちくりあう毎日を過ごす傍ら、

ギアスが使えそうな格好をして悪を裁きます。
本当は魔力レベル1002は2と計測されてクソザコナメクジだと思われる設定は非常に分かりやすく好感が持てましたが、それ以外の内容はなろう系の作品でよく見られがちなモノで、特に面白さや珍しさを感じる事は出来ません。

ではクソアニメなのか?というとそんな事は無く、私は毎週楽しみに視聴させて頂きました。

本作の良い処は、以下の四点です。
・設定が分かりやすい
・主人公がウザく無い
・バトルシーンが無難
・女の子が可愛い
当たり前の事に感じるかもですが、なかなかこの条件を満たしているなろう系のアニメは少ないのです。
設定の分かりやすさというのは非常に重要で、主人公の目的や何と戦ってるのかがよく分からないアニメはたっくさんあります。
主人公がウザく無いという点も重要で、本作の主人公はニートを目指すヤル気無い系の子なのですが、優しい心を持った常識人なのでイラっとさせられる様な台詞や行動は特にありませんでした。
バトルシーンに関しては低レベルな作画なのに長々と見せられるとか、手抜きにしても見過ごせないレベルの酷い作画や同じカットの使いまわしとかが無ければ問題性は感じません。

女の子の可愛さについてはこの手の作品の生命線で、本作はその部分を問題無くクリアしております。

妹ちゃん役が種﨑敦美さん(ご結婚おめでとうございます)である事を考えれば当然なのですが、本当に可愛くて可愛くて堪りません。
しかも天才的な才能と頭脳をお持ちで、

兄の影響でアニオタになってしまいます。

TVアニメ『実は俺、最強でした?』 ノンクレジット オープニング映像 | Lezel 「リセット ライフ?」
アニメを観慣れている方であれば、このOPを観ただけで「なるほど、65点のアニメだな?」とお分かりになる事でしょう。
驚く様な感動や印象的なシーンに出会える事は無いのですが、とても無難に楽しめる異世界転生モノであり、なろう系の駄作を量産している会社には見習って欲しい処です。
ちなみに制作会社のStaple Entertainmentは金装のヴェルメイユが代表作の実績の無い会社でしたが、今度に期待が持てそうです。

「是非ご覧あれ!」とは申し上げ難いのですが、良い暇つぶしにはなると思います。
タイトルで損してる処はあると思いますが、内容に合致してますし私は好きになりました。
それでは、良きアニメライフをノシ

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