評価：★★★(新公道最速伝説)

概要

「公道レース」をテーマにした、しげの秀一による日本の漫画作品。

しげのが過去に連載していた『頭文字D』の近未来の世界観という設定で、実在する公道でのレースを題材とした自動車漫画。

2022年8月時点で累計部数は370万部を突破している。

「ガソリンエンジンなどの内燃機関自動車が製造中止となり、電気自動車や燃料電池自動車が主流となった」という想定の202X年を舞台とし『頭文字D』の「公道最速伝説」にちなんだ「新公道最速伝説」をキャッチコピーにしている。

MFゴースト - Wikipediaより抜粋

『頭文字D』の続編と思って頂いて差支え無いです。
イニDが連載終了になったのは、
「人気が落ちたから」
「マネする馬鹿が増えそうだから」
といった理由では無く、原作者のしげの秀一先生が他に描きたい漫画があったからです。
「高嶺の花」「セーラーエース」といった漫画を描いたのですが、ちょっと人気がアレ過ぎて「もう車の漫画は描かないぞ！」みたいな事をおっしゃってたしげの先生が再び車漫画を書いたらヒットしたといった感じです。

主人公はハーフのイケメンで、前作の主人公とは異なり性格が良くて、誰からも好かれるタイプです。

車は86で、元々レースシーンには定評があった前作を遥かに上回る出来となっております。
師匠は前作主人公の藤原拓海、と聞いただけでイニDをご存じの方は興味を持たれるのではないでしょうか？

◆イニDとの違い

違法となる夜間の公道レースを描いていたイニDとは異なり、一般人立ち入り禁止のクローズドコースとした上で日中に開催される合法レースとなっております。
レースの様子は定点カメラとドローンによる追跡で撮影され、リアルタイムで全世界に有料配信されております。
走り屋たちのバトルから、ちゃんとした競技に進化しており、イニDで活躍した方々が本作にも多数登場します。

この手のジャンルでは今も昔もこのシリーズが最高峰であり、話題作の多かった2023年秋アニメで無ければもっと注目されていたと思います。
作画面の出来の良さだけでは無く、レース中の実況の熱さが半端無く、ある程度の期待はしてましたがそれを軽く超えてイキました。

◆女性キャラについて

ハッキリと申し上げますが、しげの先生の描く女性キャラには魅力がありません。
物凄く不人気で、イニDでもそうでしたが、本作の前に連載されていた2作品共に女性が主人公でしたが、人気が無さ過ぎて「しげの先生は車漫画だけ描いてればいい」みたいな事を多くのファンから言われておりました。

他作品であればサービスシーンとなる様な場面であっても、本作においては「不要なシーン」と言われがちで「これいる？」「ここだけ不要」と言われる始末です。

しげの先生は可愛い女性を描くのが下手、というかちょっと性癖の歪みが酷い気がします。

女性よりも可愛い男性を描くのが上手いと思います＾＾；

◆主題歌について

ノンクレジットOP｜『頭文字D』後継作TVアニメ『MFゴースト』
なかなかイイ感じのOPですが、これを悪くおっしゃる方が一定数おります。
別に「過去作に比べたら微妙」とか「好きでは無いかなー」みたいな感想であれば良いのですが、そうでは無いご意見が割を見られたので言及させて頂きます。
「m.o.v.eじゃねーのかよ」
m.o.v.eは2013年に解散しております。
ボーカルのyuriさんは2009年の段階で妊娠と結婚をしており、新曲もそれ以降はリリースされておりません。
「m.o.v.eのパチモン」
本作のOPは芹澤優さんが歌ってらっしゃるのですが、曲名を見てお気づきになられない時点でエアプ乙です。
「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」
作詞・作曲及びラップはMOTSUさんがご担当しており、そのMOTSUさんはm.o.v.eでラップボーカル＆作詞作曲をしておりました。
それをパチモン呼ばわりするのは余りにも失礼では無いでしょうか？
m.o.v.e大好きおじさんとしては許せませんｗ

◆続編に期待

1期はイイ処で終わってしまったのですが、2期の放送も決定している様です。
原作者のメンタルがヤバそうなので原作の連載の方が心配ではありますが、2期の方にも期待したいと思います。
レースモノに興味の無い方でもハマるかもしれませんので、宜しかったら是非ご視聴下さいませ。
それでは、良きアニメライフをﾉｼ

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