アニメ批評その751 マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
評価:★(まどマギなのにつまらない)
概要
2020年から2022年に放送のシャフト制作による日本のテレビアニメ作品。
2011年に放送されたテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝作品にあたる同名スマートフォン向けゲームアプリを原作とし、アニメオリジナル要素を加えて再構成した作品。
2020年1月から3月にかけて第1期が放送された。
2021年8月から9月に第2期「2nd SEASON -覚醒前夜-」が放送、2022年4月には第3期「Final SEASON -浅き夢の暁-」が放送された。
あらすじ
宝崎市の中学生であり魔法少女でもある環いろはは、魔女と戦う日々を過ごしていたが、魔法少女になった時の自分の願い事がなんだったのかを思い出せずにいた。
あるとき、いろはは「神浜市に行けば魔法少女は救われる」という噂が流れていることを知る。
偶然訪れた神浜市で遭遇した小さなキュゥべえとの接触がきっかけとなり、いろはは自分が妹のういの病気を治すことを願って魔法少女になったことを思い出す。
ういが存在した痕跡が自分の周囲からなくなっていたことに気づいたいろはは、手がかりを求めて神浜市の調査を開始する。
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 (アニメ) - Wikipedia
より抜粋
↑コチラの外伝作品なのですが、私が一番好きなアニメがまどマギです。
そんな私はアプリ版に100万・・・はいかないまでも、それに近い金額を課金しておりました。
別ゲーにハマって引退してしまいましたが、それなりの情熱を傾けてプレイしてました。
という事で、アニメ版には大きな期待を寄せておりました。
主人公はピンク髪の環いろはちゃんです。
コスチュームのエロさから「えろはちゃん」と呼ばれてます。
そんなえろはちゃんがガチレズ女子大生とかと一緒に行方不明の妹を探したり、
魔女と戦ったりする物語です。
白いアイツや
私が大好きなマミさんも登場します。
というか、まどマギに登場した5人はみんな登場します。
ピンク髪同士楽しく談笑してますが、
本作には「コネクト」という便利というかチート技がありまして、
まどか先輩とえろはちゃんが共同作業をするシーンなどがあり胸熱です。
真のメインヒロインであるマミさんはというと・・・
闇落ちしやがりますw
このバトルシーンが凄かったのですが、
円環の理に導かれる前のさやかちゃんが強すぎなのが気に掛かります。
っと、まぁこうして見ると凄く面白そうに見えるかもですが、本作は全然全くもって面白くありません。
その理由について以下に記します。
◆原作知らない勢は楽しめない
まずまどマギの本編をご覧になった事の無い方が楽しむのは非常に困難です。
物語の設定や各キャラの生い立ちや性格などがわからない状態で視聴しても面白いと感じないはずです。
一応一部のバトルシーンが凄い作画だったり、カッコよかったりはするのですが、全体的に暗く重苦しい雰囲気で「まどマギってこんなん?」と思われる事でしょう。
※本編も重苦しい作品ではありますけども
◆アプリ版の良い処が伝わらない
闇落ちしたマミさんはホーリーマミと呼ばれておりまして、ホミさんと略されもしました。
そんなホミさんはアプリ版では面白シーンがあったりもしたのですが、本作にそんな笑える要素は皆無です。
ゲーム原作をアニメ化するのは非常に難しいという事を知ってはいますが、原作の良さがアニメでは半分も出せていなかったのが残念でなりません。
詰め込み過ぎな作品は駄作になりがちですが、本作の序盤は進行がかなりゆっくりしてました。
物語の進行をもっと早めて、出来るだけ多くのキャラを登場させるとか、より多くのエピソードを取り入れるとかして欲しかったです。
アニメ版でも多くの魔法少女が登場しますが、アプリ版はこの比では無いのでアプリ勢の方は強い不満を感じた事でしょう。
◆アプリ関係無くつまらない
前作のアニメは観たけどアプリ版は知らん!という方も「まどマギだからさぞかし面白いのだろう?」と期待して視聴した方が多いと思われます。
「駄作は言い過ぎだろ」と言われる方もいらっしゃるかもですが、これが名作だと言えますか?と問いたいです。
「魔法少女まどか☆マギカ」という日本屈指のアニメブランドを使用してこの程度の出来ではまどマギに強い思い入れが無い方でもガッカリするのではないでしょうか。
原作の強キャラがアニメ版では全然そうは見えないとか、アプリ版をプレイしていないとわかりずらい箇所などもありまして、どうしてこうなってしまったのか・・・と。
全25話ですが、その半分の話数しか無いアニメ本編の方が内容が数十倍濃いです。
内容の濃さがまどマギの良さだと思いますので、本作の薄さを考えると駄作と評されても文句は言えないと思います。
良いシーンもありましたが、贔屓目に見ても人様にオススメ出来る様な作品では無いという事で評価は★1です。
妄信的なまどマギファンは「まどマギ」というだけで肯定するかもしれませんが、私は否定します。
それでは、良きアニメライフをノシ