水曜日なのでechoさんの記事なのですが、ミュセルの画像だけ物凄い量が送られてきて愛を感じました(4枚のみの採用でごめんなさい)

評価：★★★(異世界転移ファンタジーの秀作)

概要

著者によると「エルフやドワーフ、ドラゴンやリザードマンがいる社会に株式会社があったら変だよな、その株式会社が漫画本などを扱っていると余計に変だよな」という発想から、連鎖的にこの話ができあがった。

『このライトノベルがすごい!』では、「基本は萌えとコミカルだが、他作品であまり描かれていない文化の絡む駆け引きを理屈っぽくなく気軽に読めるのは大きい」として紹介されている。

2013年にテレビアニメ化決定が発表され、『アウトブレイク・カンパニー』のタイトルでTBSにて放送された。

あらすじ

加納慎一は自宅警備員として生活していた、

慎一が切羽詰まった挙句、就活で手にしたのはドラゴンが普通に空を飛ぶ異世界でオタク文化を紹介し、広める仕事だった。

拉致に近い状態で慎一が連れてこられた神聖エルダント帝国では、出会ったハーフエルフのミュセルや皇帝トラルカ・アン・エルダント三世と仲良くなり、慎一の仕事は順調に滑り出したかに思えた。

そんな矢先、過激組織によるテロ事件が発生する。果たして慎一は、「萌え」で世界を改革できるのか。

加納 慎一（cv.花江夏樹）
本作の主人公。日本人。
自宅警備員を1年余り続けていたが両親の我慢が限界に達し、「総合エンターテイメント商社アミュテック社」に就職。
自衛隊に神聖エルダント帝国へ強制的に連れてこられた。
そこで文化力に乏しい神聖エルダント帝国にオタク文化を広めるために日々活動している。
体力こそ人並みだが、観察力や判断力に優れた一面があり、窮地においても最適な解決方法を見出すことができる。
また、ミュセルに日本語を教える傍ら、彼女からエルダント語を習っており、片言ながらも意思疎通が可能なレベルでエルダント語をしゃべることができる。
オタク文化を貶す者は目上の人間であろうと反発するほどのオタク文化の愛好者。

ミュセル・フォアラン（cv.三森すずこ）
本作のメインヒロイン。
神聖エルダント帝国に雇われメイドとして慎一の世話役をしている少女。
年齢は16歳。
ハーフエルフという理由から人間やエルフからあまりいい目で見られていない。
このため普段は特徴的なエルフ耳を隠すようにして生活している。
献身的で控えめな性格で、自分以外の亜人種に対しても分け隔てなく接する慎一を一途に慕っている。
神聖エルダント帝国で最初に日本語をマスターした人の一人。
慎一からもらったひらがなの書かれた一覧表を大切に扱っている。
ペトラルカには当初、その生い立ちや身分の差から毛嫌いされていた。
しかし籠城事件の際、身を挺してペトラルカの命を守ったことによりほぼ対等な立場で見られるようになった。

ペトラルカ・アン・エルダント三世（cv.渕上舞）
本作のヒロインの一人。
神聖エルダント帝国の皇帝。年齢は16歳。
見た目はかなり幼く、人形のような顔立ちをしている。
幼女と呼ばれることを嫌っており、初見で幼女と叫んでしまった慎一を打ち首にしようとした。
胸があまり大きくないことを気にしている。
神聖エルダント帝国で最初に日本語をマスターした人の一人。
最初はオタク文化に興味を示していたが日本語が理解できなかったため、エルダント城を抜け出しては慎一のところへ向かい漫画の朗読をせがんでいた。

異世界転移ものラノベが原作のアニメです。
自衛隊が異世界への文化浸透の為に作った会社「アミュテック社」に雇われた「オタク」慎一がファンタジー世界でオタク文化を広めるというストーリーです。
異世界、自衛隊、文化交流と同時期に執筆された「GATE自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」と設定が近い事から比較されることが多いのですが、こちらは日常描写とオタク文化に重点が置かれており、戦闘シーンは後半までほぼありません。
娯楽の少ない神聖エルダント帝国の異種族たちがオタク文化に傾倒していくのは慎一のキャラクターもあって結構笑えます。
一方で保守的な人たちとの対立、そして暗躍する自衛隊と後半に向けてストーリーも盛り上がってきます。
何より魅力的なのはメインヒロインのミュセルです。
真面目で献身的なドジっ子のメイドと王道な設定に思えますが…

とにかくカワイイ！
王道ってやっぱり良いですね。

[期間限定 Full] 三森すずこ「ユニバーページ」Music Video ≪Mimori Suzuko -Univer Page-≫
三森すずこさんの歌うオープニング曲も名曲です。
全12話でサクッと見られますし、異世界ものが好きな方ならはまると思います！
では良きアニメライフを！

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