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アニメ批評その543 少女終末旅行

評価:★★★(絶望的な状況なのに軽いノリ)

概要

『少女終末旅行』(しょうじょしゅうまつりょこう)は、つくみずによる日本の漫画作品。

ウェブサイト『くらげバンチ』(新潮社)にて、2014年2月21日から2018年1月12日まで連載された。

2019年7月27日、第50回星雲賞のコミック部門を受賞。

文明が崩壊した終末世界を旅する少女2人の、どこかほのぼのとした日常を描く。

本作のメッセージ性については、村上春樹の『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』、江國香織の『きらきらひかる』から受け継いだものだとインタビューで述べている。

つくみずは「本作の登場人物たちは自分の中の問いかけを代弁するうちに生まれた」としており、劇中でチトが日記をつけるといった場面については「大きな意味はない」とインタビューで述べている。

あらすじ

文明が崩壊した後の終末世界。主人公のチトとユーリは半装軌車のケッテンクラートで廃墟都市をさまよい、その上層を目指してひたすら移動を続ける。

さまざまな文化・宗教・兵器の痕跡の発見や、道中で出会ったごくわずかな生存者との交流を経ながら旅を続ける。

少女終末旅行 - Wikipediaより抜粋

少女終末旅行 アニメOP歌詞付き
コレを観るとほのぼのした旅とか、日常系アニメをイメージされる事でしょう。

実際の世界観は既に終末であり、人類はほぼほぼ死に絶えております。

そんな状況下ですが、二人の少女は軽いノリで旅をするのです。

生命の危機に瀕してもイマイチ緊張感がありませんし、

(貴重な)食料を入手して喜んだり、お風呂に入ってほっこりしたり、

他の(ごくわずかな)生存者と出会ったりもします。
世界観というか、設定は絶望感が溢れているのにそれを意に介していない二人。

人間どころか、他の生物もほぼ絶滅していそうな世界です。
とても悲しく寂しい世界なのですが、その様な状況でも強く逞しく朗らかに過ごす少女達に癒しを覚えます。

喧嘩もするけどとっても仲良しな二人です。
※一応百合モノらしいです。
本作は二人の旅と会話がメインなのですが、緊張感の無い会話の中に哲学的な台詞がたまに交ざってます。
一度観ただけだとスルーしてしまうかもですが、二度見すると「ぉお!?」と思う台詞もありますので、二度楽しめる美味しい作品です。

癒されるアニメというのは、
・面白いギャグ
・ほのぼの日常ライフ
・可愛い女の子がいっぱい
という作品だと思っていた私です。
本作は絶望的な世界において、何故か美しさや癒しを感じる不思議な作品です。
水瀬いのりさんと久保ユリカさんの名演を是非ご覧になって下さい。


それでは、良きアニメライフをノシ

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