アニメ批評その760 TARI TARI
キャラデザもストーリーもP.A.WORKSはこういった作品が得意だな!と思う私ですが、レビュアーはechoさんですw
評価:★★★(P.A.WORKSオリジナルアニメの入門編、王道の青春ドラマ)
概要
TARI TARI(タリ タリ)は、P.A.WORKSによるオリジナルアニメーション作品。
『true tears』、『花咲くいろは』に続く青春物の第3作と位置づけられており『花咲くいろは』のスタッフが数多く携わっている。
2012年7月から放送された。全13話。
江ノ島および江ノ電沿線地域を舞台にしており、江ノ島電鉄、藤沢市など各方面から協力を受けている。
地元放送局であるtvkで最速放送された。
あらすじ
江の島にある土産物店の一人娘、坂井和奏。
弓道部に所属する沖田紗羽。
そして紗羽の親友、宮本来夏。
彼女達が通う白浜坂高校には普通科のほかに音楽科があり、歌うことが好きな来夏は普通科の生徒だが声楽部に所属していた。
しかし1年前、合同発表会での出来事をきっかけに歌わせてもらえず、日々悩んでいた。ある日、意を決して顧問である教頭に想いを伝えるのだが……。
和奏、紗羽、来夏、瑞々しい少女たちの高校生活最後の夏が始まる――。
坂井 和奏(わかな)
合唱が好きなお母さんの影響で音楽科に入学したものの、お母さんを病気で亡くして普通科に転科、音楽もやめてしまった女の子です。
来夏にむりやり合唱部に協力させられます。
お母さんが亡くなる前に一緒に作曲していた合唱曲が後半のキーポイントになります。
宮本 来夏(こなつ)
明るく前向きな歌うことが大好きな女の子。
声楽部に所属していましたが、発表会で大失敗して歌わせてもらえなくなったので自分で合唱部を作ることを決意します。
沖田 紗羽
来夏の親友で競馬の騎手を目指している女の子。
世話好きで来夏を応援するため合唱部と弓道部を掛け持ちする事になります。
競馬騎手になるには発育が良すぎる事が悩みの種です。
田中 大智
1人しかいないバドミントン部の部長です。
バドミントン部が定員に満たないため廃部されそうになりますが、合唱部と合流して「合唱部ときどきバドミントン部」を来夏と作ることになります。
一生懸命な性格で、合唱についても段々と夢中になっていきます。
ウィーン(前田 敦博)
オーストリア・ウィーンから12年ぶりに日本に帰ってきた帰国子女です。
若干日本の文化を勘違いしているところがあります。
『熱闘ヒーロー・ガンバライジャー』の大ファンで、ヒーローについては熱い情熱があります。
P.A.WORKSの合唱部を題材にしたオリジナルアニメで、合唱部がテーマです。
来夏は普通科に入学したものの、歌う事が大好きで声楽部に入った女の子です。
ところがコンクールで大失敗をして音楽科の先生や生徒たちに歌わせてもらえず、自分で合唱部を作ることを決意します。
もう一人の主人公、和奏はお母さんが在籍していた音楽科に入学したものの、お母さんが亡くなった事をきっかけに歌う事を辞めてしまい普通科に転科した女の子です。
合唱部を作るには5人の部員が必要になり、来夏が部員を集めるところから物語ははじまります。
来夏に頼まれ断り切れず協力する和奏、来夏の親友で競馬騎手を目指している紗羽、バドミントン部を続けたい大智、帰国子女でヒーローに憧れているウィーンと個性もやりたい事もバラバラだった5人が、合唱で1つになって行く王道の青春ドラマです。
P.A.WORKSの美しい作画と音楽、明るいストーリーで、1クール13話できれいにまとまっているので見やすいアニメだと思います。
P.A.WORKSのオリジナル作品は2クールアニメが多いので、入門編としてTARI TARIを見て雰囲気をつかんでからほかの作品を見ると良いかなと思います。
では、良きアニメライフを!