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アニメ批評その769 ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜

評価:★(ペルソナシリーズ最初のアニメ化)

概要

PS2用ゲームソフト『ペルソナ3』を原案とした日本のテレビアニメである。

2008年1月から6月まで放送された。

本作は『ペルソナ3』の世界から10年後にあたるパラレルワールドを描いている。

タイトルは「トリニティ・ソウル(三位一体の魂)」とされており、キャラクター原案は副島成記が担当している。

あらすじ

日本海に面した富山県の新興都市“綾凪市”。

10年前から東京の親類に預けられていた神郷慎と洵の兄弟は、兄である諒のいる実家に戻ってきた。

綾凪市ではいくつかの怪奇事件が発生していた。

富山湾の潜水艇の中からは乗組員が姿を消し、市内には10年ぶりに無気力症の人々が現れ、何人もの学生が皮膚の表裏が反転した無惨な死体となって発見された。

綾凪警察署長である諒は“ペルソナ”を武器に、秘密裏に一連の事件に関係する組織を追う。

慎らもまた事件に巻き込まれていく中で“ペルソナ”を発現させる。

ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜 - Wikipediaより抜粋

まず「ペルソナとは何ぞや?」という処から解説させて頂きます。

アトラスより発売されている、コンピュータRPGのシリーズ作品。

『女神転生』シリーズの派生作品。

シリーズの全世界累計売上本数は2021年時点で1500万本を記録している。

本作は人気ゲームのアニメ化第1弾となります。

ジョジョと似ている処が一部ありまして、ペルソナというスタンド能力に似たモノで敵と戦います(人の心の奥底にある「もう一人の自分」、別人格が具現化した特殊能力)
ジョジョとは作風が大きく異なり、スタイリッシュでお洒落な感じです。

キャラデザに関してはこんな感じです。
他のペルソナシリーズも大体こんな感じで、慣れてくると一目で「ペルソナのキャラだな?」とわかる様になります。
TVアニメ版だけで5種類、劇場版も4種類もあり、元が人気ゲームという事もあり多くの方に知っておいて頂きたくはあるのですが・・・
本作の評価は正直微妙です。

開幕から家族間でギスギスしており、設定も非常にわかりずらいです。
主人公がペルソナ能力を発現させても思う様に戦えず、爽快感的なモノは物語中盤以降まで感じられません。

ちょっとネタバレになりますが「影抜き」という謎の遊びが流行ってまして、端的に言うとペルソナを無理やり引き抜くみたいな事が出来ます。
これが難解な設定を更にややこしくしてます。
アニメ化1作目なので、設定をもう少しわかりやすくするべきでしょうし、頼りない主人公と塩対応の兄という図式も物語に面白さを感じさせてくれません。

そこに弟なんだか妹なんだかの謎設定まで加わり、本当に意味不明になります。
私は視聴前から本作がどの様な作品かを知っている状態でしたが、それでも「これは意味がわからんやろなぁ」と思いながら観てました。
原作ファンからは「単純なバトルモノじゃない!」とお叱りを受けそうですが、ジャンル的にはバトルモノです。
多くの方は爽快感溢れるバトル、または熱いバトルやカッコいいバトルを期待して視聴していると思います。
難解な設定に微妙な戦闘の繰り返しでは面白い訳がありません。
遅くとも5話目までには熱いシーンが一度でも無いバトルモノは視聴を切られれしまいます。
全26話もありますが、原作に思い入れが無いで視聴するのは苦行以外の何物でもありません。
バトルシーン以外は全て倍速で視聴した私ですが、本当に苦行でした。
好きな声優さんが多く出演してますし、2008年当時にしては作画面も悪くは無かったと思います。
しかし「ペルソナ=スタンド能力に似た何か」という設定だけ掴んでおけば、これ以降のシリーズを観るのに差しさわりはありません。
「ペルソナ4が名作と聞いたから頑張ってトリニティ・ソウルを観るぞ!」と頑張らなくても大丈夫なのでご安心下さい。

何ならペルソナ4や5を観てから本作を観るのでも問題ありません。
わかり難さがペルソナシリーズの良い処という方もいらっしゃる様ですが、多くの方はそんな事は求めておりません。
そうで無かったらペルソナがドラクエやFFを超えてるでしょうが、そんな事はありません。

結論

ある意味有名作だが、無理して観る必要は無い

それでは、良きアニメライフをノシ

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