アニメ批評その187 ポプテピピック
評価:★★★(評価されたのはシュールさだけではない)
原作の作風
作風は主に時事ネタや、ブラックユーモア、風刺ギャグ、ナンセンス、スラップスティック、1980年代後半以降のアニメやゲーム、ドラマなどを元ネタとするパロディが特徴。また「クソ漫画」であることをたびたび自称しており、オチがなかったり、コマのコピーアンドペーストを繰り返したり、第四の壁を破ったりと、本来漫画ではタブーとされているようなことも頻繁に描かれる。
中でも、出版元の竹書房を殴って破壊したり、指定暴力団として揶揄する回は話題を呼び、検索サジェストで上位を記録するなどの影響を与えた。
2018年12月14日、ニコニコ大百科とピクシブ百科事典が主催する「ネット流行語100 2018」で大賞を受賞した。
原作のキャッチコピーは「とびっきりのクソ4コマ!!」
アニメ版のキャッチコピーは、
「どうあがいても、クソ」
「覚えてろ竹書房――」
「世界一無駄な30分」
公式自ら自虐的に「クソアニメ」を自称し、ファンからも「クソ」と呼ぶことを許容しています。
ギャグ作品ですが、シュールさにおいては他の追随を許しません。
一応キャラ紹介を
ポプ子
14歳。背が低い方で、金髪のツインテールが特徴。
挑発を繰り出すのは大抵は彼女である(例外もあり)。
しかし自分が煽られた際にはキレてファックサインをすることがある。
ピピ美のことは「ピピ美ちゃん」と呼ぶことが多い。
ピピ美
14歳。背が高い方で、青い髪(LINEスタンプでは黒髪)を腰近くまで伸ばしているのが特徴。
極めて面長かつ顔の幅が広く、角度によっては首と顔がつながって見えることがある。
ポプ子に甘く、頻繁にかまってやっている。
ポプ子ほど乱暴ではないが、コミックなどではしばしばポプ子と一緒になって挑発することも多い。
ポプ子のことは「ポプちん」と呼ぶことが多い。
作品の内容は↑の通りです。
意味がわかりませんよねw
たまにどこで笑えばいいのかわからない時があります(原作の漫画持ってますけど)
パクりというか、オマージュネタもかなり多く腹筋が崩壊する程ウケる方と、全くウケない方と評価は極端に分かれると思います。
本作が評価されたのはキャラデザとシュールさだけではありません。
最も評価されたのは「再放送」です。
本作の再放送は、前後半で主演声優を変えたものであり、アドリブの部分で演じる声優により若干セリフや演技が異なり、『JAPON MiGNON』コーナーで後半にのみ日本語字幕が付くなど、細かな演出面の違いも存在します。
当初は15分のWeb配信アニメを想定して制作が進められたが、途中でテレビアニメに企画変更となり、15分アニメをテレビ放送するには30分枠の後半に別の作品を埋める必要がある事から、これを回避するために前後半で同一内容を放送し、前半・後半ごとにキャストを変える事となったそうです。
これはアニメファンだけではなく業界人からも高く評価された試みで、一流の声優さん達が熱の籠った演技を披露してくれました。
ポプ子とピピ美は女の子ですが、後半パートは男性声優が演じておりました。
女性声優も含め、本当に豪華なので是非ご覧になってみて下さい。
TVアニメ「ポプテピピック」PV
本編以上にPVが面白かった件w
それでは、良きアニメライフをノシ